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ブラスバンド! 〜青春は吹奏楽部で〜  作者: さとぴー
2 吹奏楽部からのお願い
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吹奏楽部からのお願い-2

「何の楽器の体験に行こう……」

 楽器体験の時間になったのは良いものの、何の楽器に行こうか迷っていた。

 昨日はクラリネット、トランペット、サックスの体験をさせてもらって、今日は何を体験するか迷っていた。こんなことを言っちゃマズイかもしれないけど、正直他の楽器に興味があるわけでもない。

 昨日やったクラリネットをもう1回体験させてもらう? ……いや、自分から「また体験したいです!」なんて言い出せない。そんなこんなで辺りを見回していると……

「ねえ、君! 確か昨日も見学来てくれてたけどパーカッションまだ体験してないよね? せっかくだし体験してみよ!」

 そして手を引っ張られ、気づいたらパーカッションの場所に来ていた。いや強引すぎない!? でもそんなもん……なのかな?

「1人来てくれたよ!」

 私の手を引っ張ってきた子がもう1人のパーカッション担当の子に言うと、

「いやいや、『来てくれた』っていうか『強引につれてきた』の間違いだろ」

「いや〜、昨日も見学来てたけどパーカス体験しなかった子だったからつい……」

 そう言いながら笑っている女子と呆れながらツッコミを入れている男子。性格は真逆だ。なのに2人でペアでいて違和感はない。

「はぁ、強引だから穂香(ほのか)は彼氏とかできないんじゃないの……? えっと……松島さんか。穂香ってそういうヤツだから。ちょっとうるさいかもしれないけど許してやって」

 そんなことを男の子が言うと、穂香と言われた女の子がその男の子をじっと睨む。そして、「なんか言った?」と低めの声で問いかける。

「ひっ、何でもありません」

「それならよろしい」

 そんな会話を聞いて、思わず笑ってしまう。そして、せっかく来たんだからということで少しパーカッションを体験して、その後「クラリネットを体験したい」と穂香先輩に伝えたらクラリネットの先輩に伝えてくれて。そしてまたクラリネットを体験させてもらったら下校時刻になっていた。

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