結果と練習-1
月曜日。今日はオーディションの結果が発表される。『運命の分かれ道』なんて言葉は流石に大げさすぎるだろうか。でも大事で結果であることには間違いない。結果が気になり早く起きてしまったので、いつもよりも数分早く家を出て学校へ行くことにした。
学校へ着いて教室に入ると、やはりいつもより人数が少ない。私は席について軽く準備をしていると、誰かが近づいてきた。
「これはこれは優夢さんではないですか〜」
同じ吹奏楽部の杉山桃香ちゃんだ。彼女はユーフォニアムの担当。正直ガッツリと話をしたことはないが、ユーフォニアムとは同じ旋律を演奏する部分があり、その練習をするときに話したことはある。
「桃香ちゃんは結果もう見たの?」
「見たいんだけどなかなか行きづらくてね……せっかくだし誰かといっしょに行きたいなって」
「ああ、言いたいことは分かるかも。私は多分いつものみんなと行くから、その時だったら一緒に行っても大丈夫だと思うよ?」
「じゃあみんなについてっちゃおうかな?」
いつものみんなとはもちろん私、美玖ちゃん、結衣ちゃん、愛依ちゃんの4人のことだ。既にこの4人がいつも一緒にいることは知られているので、クラスの人となら「いつものみんな」って言うだけで伝わってしまう。
「ちなみに桃香ちゃんは受かった自信はある?」
「う〜ん、微妙な感じはするけど人数的には行ける……と信じたいかなぁ」
「だよね~。私も人数的には行けるって思ってるけどそれでも万が一を考えて緊張しちゃう」
そんなことを話していると、みんなも登校してきて早速結果を見に行こって話になって、教室を出ていった。




