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決戦-7
その帰り道。
「つ、疲れたぁ……」
美玖ちゃんがそう言った。
「そうですね。でもそれ以上に達成感がありますね」
そう愛依ちゃんが言う。
「まあでも、やりきれたから悔いはないかな……」
私もそんな風に思ったことを言う。
「まあ確かに、もしオーディションだめだったとしても『頑張ってやりきった』っていう事実は変わらないもんね」
そう結衣ちゃんも言った。
今日は疲れているからか、みんな口数は少なめだ。まあ仕方ないかと思いつつ、帰り道を歩いていく。結局その後もちょっとした会話はあったが、そこまで長くは続かなかった。気付いたらみんなと別れる場所に来ちゃって、それぞれが別の道に進んでいく。
・ ・ ・
家に帰った私は、自分のベッドにダイブしてぼーっとした。パーカッションの人数、先輩が言ってくれた言葉からして、受かってはいると思う。自惚れているといえばそうなのかもしれないが、意外と自信はあった。結果も少し楽しみだ。




