表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/58

それぞれの思い-8

結衣の思い-1


オーディションまであと4日

 私は結衣。トランペットの担当だ。人見知りだから慣れるのに時間がかかったけれど、最近ようやく部員の人たちとは普通に話せるようになってきた。

 演奏はまだ全然上手じゃない。狙った音を出すというのはできるようになってきたが、息継ぎのタイミング、音の強弱……正直この調子じゃオーディションは間違いなく落ちてしまうだろう。でもオーディションまではあと4日。これだとどう頑張っても4日で演奏技術が上達するとはとても思えない。

 家に帰っても指だけ練習することはあるが、私の住む集合住宅じゃ音を出すわけにも行かないし……

「結衣ちゃん、演奏の調子どう?」

 咲夢先輩が言ってくれる。彼女も私と同じくトランペットの担当で、吹奏楽部の部長でもある。

「狙った音を出すことはできるようになってきたんですけど、息継ぎとか強弱とかが難しくて……」

「なるほどね……私は狙った音が出せるようになっただけでも十分だと思うけどね。ちなみに強弱ってさ、弱くなっちゃう感じ? それとも強くなっちゃう感じ?」

「どっちかっていうと弱くなっちゃいますね……」

「うんうん。じゃあそれはどうして弱くなっちゃうと思う?」

 咲夢先輩に言われ考える。

「多分、不安なんだと思います。やっぱりトランペットって音も大きいしミスすると目立っちゃいそうで……」

「ああ、確かにミスすると目立つっていうのはそうだね。でもさ、私はミスを恐れて消極的な演奏するほうが目立つ気はするけどね……。実際積極的に演奏したほうがキレイな音になるからなんだかんだでミスも誤魔化せるし。ま、どうするかは正直言って自分次第だけどね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ