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それぞれの思い-5

愛依の思い-1

 私は愛依。みんなと同じ吹奏楽部でクラリネットを担当している。

 ある日の部活帰り、いつも下校のときに集合している下駄箱に着くとそこには既に優夢さんと結衣さんがいる。美玖さんの姿は確認できない。

「すみません、お待たせしました!」

「大丈夫だよ! あ、そういえば今日美玖ちゃんは『1人で帰りたい』って言って先に帰ったよ」

「え、そうなんですか?」

 正直意外だ。いつも元気で、社交性も高い美玖さんが1人で帰るなんて。

「時々あるんだよね。ああやってストレスとか溜め込んじゃって苦しくなっちゃうこと」

「でも美玖ちゃんは良いお姉ちゃんを持ってるからね、次の日になったらいつも通りの美玖ちゃんなんだよね」

 ……本当に大丈夫なのだろうか?

 ・ ・ ・

 その後は、普通に3人で話して帰ってきた。家に着いて自分の部屋に入って早速美玖ちゃんにメッセージを送ることにした。

『今日もお疲れ! 今日1人で帰ったみたいだけど大丈夫? 何かあったら何でも言ってね!』

 そう打ち込んで送信しようとしたけど、送信ボタンを押す直前で手を止めた。小学生の頃を思い出したからだ。

 ・ ・ ・

 私は小学生の頃から世話好きで、よく困ってそうな人の場所に行ってはそれを解決してあげた。

 でもある日、私は突然イジメられるようになった。……と言っても最初は『余計なお世話』とか言われてからかわれているだけだった。でもイジメはヒートアップしていき、物を隠されたり、ゴミ箱に入れられたりするようになった。

 ――当時の私は、心が弱く、何も言えなかったからかもしれない。

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