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体験入部-3

 説明を受けた少し後、遅れてきた男の人が準備を終え、合図をする。

「それじゃあ練習始めます! チューニングから行きます」

 そう部長が言い、メトロノームをつけると一斉に楽器の音が鳴り出す。しばらくチューニングの練習をした後、顧問の先生がやって来る。そしてその先生は、私たち1年生に向かって話を始める。

「1年生の皆さんこんにちは。吹奏楽部の顧問をしています、大島昴(おおしますばる)です。我々吹奏楽部は基本的な大会としては、7月に県の『吹奏楽コンクール』へ出場し、その後は11月上旬に市の『学校音楽祭』、そこで推薦を受けることができれば11月下旬にもう一度県主催の大会に出場しています。その他、6月の『吹奏楽祭り』に出ています。大きな行事としてはこんなものですが、体育祭や文化祭など、いくつかの学校行事でその演奏を披露することもあります。」

 吹奏楽部って結構いろんな大会とかに出てるんだね! ちょっとビックリ。

「……さあ、それではそろそろ合奏しましょうかね。皆さん準備は大丈夫ですか? ……はい、それでは事前に予告した通り、入学式のときの入場の曲を演奏しましょう」


 そして合奏が始まった。入学式のときにも聞いた演奏だけど、何度聞いても飽きないくらいには上手な演奏だ。小学4年生くらいの頃、お父さんに誘われ、吹奏楽の演奏会に行ったことがある。気のせいかもしれないが、その演奏よりも遥かに上手な気がする。


 合奏が終わると、私を含め、見学に来ていた1年生全員が大きな拍手をしている。大体の拍手が収まった後。

「お疲れ様でした。このあとは1年生の皆さんに個別で楽器を体験してもらいましょう。各パートの皆さんはぜひ1年生を誘ってあげてください」

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