ミーティング-7
陽鞠「正直、去年は雰囲気最悪だったよね……正直に言って私、部活やめようかなって考えたこともあったし……」
咲夢「うん、私も去年の1年生が1人やめたときに気付いた。このままじゃダメなんじゃないかなって。それと同時に、この環境を変えたかった。言ってなかったけど、これが私が部長に立候補した1番の理由かもしれない」
清香「うん、私は咲夢が部長で良かったと思ってる」
瑠奈「私も。先生が変わったっていうのも雰囲気が変わった要因ではあると思う。だけど、それ以上に咲夢ちゃんが部長になったから部の雰囲気も回復してきてるんじゃないかなって思う」
穂香「私も、咲夢ちゃんが部長じゃない吹奏楽部なんて考えられない!」
宏明「同感」
咲夢「みんな……ありがとう。……それじゃ、まだもう少し時間あるけど、なにか目標ある人、いる?」
宏明「じゃあ俺が言わせてもらうな。去年みたいなことは、正直に言って誰も喜ばないし嬉しくない。だからこそ、あんな悲劇は起こさないように真面目にオーディションして、大会出て、もちろん全国行って金を目指す。それだけだな」
美月「そうだね。……今年のオーディション方法がどうなるかは分からない。大島先生は方法を変えてくれるかもしれないし、変えないかもしれない。でも、1つ思うことがあってさ、きっと2,3年生のみんな、部の雰囲気が回復してきて良かったって思ってるんじゃないかな。最終目標は人それぞれだと思う。それこそ『全国で金取りたい』って人もいれば『全国行ければ結果は何でも良い』って人、なんなら『地区大会行ければ満足』って人もいると思うんだ。だけど、2,3年生のみんな、『部の雰囲気が回復してきて良かった』って思ってるんじゃないかな。それは確かなことなんじゃないかなって」
俊「あぁ、今年はいい方向に進むと思って、みんなで頑張っていこうぜ!」
そんなことを話し合った私たちはミーティングを終え、音楽室に戻っていったのだった。




