ミーティング-6
柚葵「そういえば今年もオーディションはやるでしょ? やっぱりこれまでと同じ形式?」
咲夢「それについて、昨日の放課後大島先生と話したんだけど……今年はオーディションの形式変えようと思ってて……」
実乃里「そうなの?」
咲夢「うん。みんなも去年のことは覚えてるでしょ?」
去年のこと……それはオーディションでおきたトラブルだった。
去年まで、基本的にオーディションは3年生が審査してた。で、そこはまあ良いのだが問題はその後だった。そこで3年生がこっそり話し合って決め、3年生を優先してオーディションの合格者に選んだ。
もちろん3年生の先輩や先生への不信感を含め、部の雰囲気は最悪だった。県大会金賞は取れたとはいえ、不満が収まることはなかった。
いくら問題児が多い今の3年生だとしても、そんなことはしないと信じている。だけど……そんな悲劇がまたいつ起こるかわからない。だから大島先生に「私たちの後輩の代も含めて、こんな悲劇はもう起こしたくないんです。だから、オーディションの形式を一新してくれませんか?」って。大島先生は「すぐに結論を出すのは難しいですが検討しておきます」とは言ってくれた。




