正式入部-1
数日後。私たち1年生の体験入部期間が終わり、正式に入部することが決まった。
「改めまして、吹奏楽部顧問の大島昴です、よろしくお願いします。……そして、今年は8人の1年生が入部してくれました。ということで、今年度は合計35人で吹奏楽部を作り上げていきます。それでは副顧問の先生からのお話があるので聞いて下さい」
そして前にもう一人の先生が出てくる。
「吹奏楽部副顧問の川島麗です。副顧問なので、皆さんのサポートなどに回ることが多いと思いますので、困ったことがあったらいつでも声をかけてくださいね」
そう言って再び大島先生にバトンが渡る。
「はい。それでは早速1年生のパートを発表します。そのパートのリーダーは1年生を迎えに行ってあげてください」
ちなみに新しく入ったのは私、美玖ちゃん、結衣ちゃん、愛依ちゃんのいつもの4人と、男子が3人、女子が1人だ。
「それでは五十音順に発表していきます。まず青山寛太さんがトロンボーン、石橋結衣さんがトランペット、太田隼人さんがアルトサックス、杉山桃香さんがユーフォニアム、蓮田美玖さんがフルート、松崎宏斗さんがクラリネット、松島優夢さんがパーカッション、そして最後、松山愛依さんが宏斗さんと同じく、クラリネットとなりました。ということでパートリーダーの人は1年生を迎えに行って、準備するものを伝えてあげてください。また、1年生が入らなかったパートは基礎練習や曲練習をするなど、工夫して動いて下さい」
そう大島先生が言った数秒後、パーカッションパートの穂香先輩がやってくる。
「それじゃあ行こっか!」
「は、はい!」
そしてパーカッションの場所に来ると、
「はあ、穂香はパーリーじゃないだろ……?」
「まあまあ、別に良いじゃん! とりあえずそれぞれ自己紹介しよ!」
「何も良くないんだけどね……」




