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体験入部-1

 2025年4月。私、松島優夢は春休みの真っ最中! 私は先月小学校を卒業し、来週はついに中学校の入学式となる。私はこれから始まる中学校生活が楽しみ。行事、部活。勉強はまあ……楽しみ?

 優夢の通うことになる中学校、「足浜中学校あしはまちゅうがっこう」はこの近所で最も大きく、全学年400人ちょっとはいるらしい。都会だったら珍しくはないのかもしれないが、私の住む町は割と田舎の方なので珍しい方だ。(まあ田んぼしかないといったようなド田舎というわけではなく、それこそ東京みたいな都会と比べてって話なんだけどね)

 人数が多い分、部活の種類も多い。運動部だと野球部や陸上部、文化部だと新聞部や漫画部など、メジャーなものから少しマイナーなものを含め、20個程度はあるらしい。

 ちなみに私は吹奏楽部希望! というのも運動は大の苦手。だから正直言って運動部に入るつもりは一切ない。

 そういえば、私の親友、蓮田美玖(はすだみく)ちゃんと石橋結衣(いしばしゆい)ちゃんは何の部活に入るんだろう。せっかくだし一緒の部活が良いよね……

 ・ ・ ・

 ――1週間後。今日はいよいよ中学校の入学式! 会場の体育館へ入ると吹奏楽部の演奏が聞こえる。素敵な演奏だ。体育館では先生や来賓の方々のお話を聞き、先生の紹介などをして、式はあっという間に終わってしまった。

 その後はホームルーム。配布物をもらったり、担任の先生からのお話を聞いたりして、ホームルームが終わったらそのまま下校! 私は美玖ちゃんと結衣ちゃんと一緒に帰る。私はそのタイミングで2人に聞いてみる。

「2人は何の部活入るつもりなの?」

「ウチはやっぱ文化部かなぁ。その中の何に入るかはまだ全く決めてない」

「私も、運動部はキツイかな……」

 美玖ちゃんと結衣ちゃんはそういう。やっぱり。

 実は私だけじゃなく、美玖ちゃん、結衣ちゃんも運動が苦手。小学生の頃、下校の時間に小学校の陸上部の人が活動しているのを見て思った。中学生になって部活やるにしても運動部はやめようって。

 そんな会話をしながら私たち3人は家に帰ったのだった。

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