Salut Die Vögel am Horizont
夜明けになった。
少女は四角い証明付き看板の中身にある、夜のメニューのポストと取り出して、筒状に丸めた。
フラフラ立ちながら作業する少女の、あくびが止まらなかった。
「カラステングのこと、魔王のこと、銀行強盗のことはお嬢ちゃんにしか話してあげなかったのよ。でも、お嬢ちゃんの反応が良くなかったからもう二度と言わない。繰り返して洗脳するつもりはない。…あら、何年付いてくる1リンジー札だ。この小利口な取り巻きだ。でも、そこらカウンターのメニューにあるスナック1つでさえ買えない…お嬢ちゃんの給料はどのくらい?」
おばあちゃんはボロボロな札に向いてぶつぶつ独り言しながら、時々少女に話しかける。
「基本給は週間3320リンジーから…って、気軽に話し合う場合じゃない!ゴミ収集車がくるんだわ。サボさんはまさか雑誌でもトイレに持ち込んだ?」
「私はお嬢ちゃんと会って嬉しい!」
おばあちゃんは突然跳ね上がって、少女の腰を抱く。
「ちょっ…テーブルの上に伏せないでください!」
「嬉しい、嬉しい...心を満たすものは、口も語る。(ex abundantia enim cordis os loquitur)」
「金を出せ!よそ人を10秒あげる、早くされ!」
だんだん多くなったぴいちくぱあちく小鳥の鳴き声が急に消えた。店のドアが突き放せられた。手がすごく震えたにもかかわらず、銃を握っているパーカー姿の男の子が入ってきた。
この話を聞いて、ものういげな一晩中、席取りした人たちはすぐにも立ち上がって、逃げ出した。あっという間に、店がガラガラとなった。
「落ち着いて彼の言うとおりにしなさい。キャッシュボックスの位置を彼に教えて」
リーダーはこういう場面を慣れているようだ。顔も出さずに、たった一人のスタッフとしてホールに立っている少女を指示している。
「早くしろ」
「ウイ、ウイ、ウイ」
「...あたしならできる。これまでも、実現させてきた。自分を信じればできる」
額に汗をかく男の子が銃を少女の顔に向いて、少女にキャッシャーを開けるのを脅迫する。
「少し質問に答えてくれる?どうして強盗しにくるの?」
嚇かしも途中から声が小さくなって、しばしば深呼吸もして、隙だらけな強盗に、一瞬反抗しようでも思った少女は、思い巡らして、最終に直球的な質問でしかできなかった。
「あたしはここで強盗をしているのは、ここに金があるからだ」
「働かないの?私みたいに」
「黙れ!悠々と満ち足りた生活を送った奴はわからないんだ」
「今考え直しても遅くない、まだ人生の途中だよ。チャンスは必ずくる」
「レアン式のはきはき攻撃をやめな…何でもない、さっさと詰めろ」
強盗はわざと声を低くした。
「ドッキリじゃないわよね?」
「過去へ旅をすることにたどり着くのはまだ遠い…君にも使命があるはずだ」
妙なことに気づいた少女は銃を奪おうとして、銃から出た水に掛けられてしまった。
「ビアス・ミ・エチョー」
腰を伸ばすおばあちゃんが何かを言った。
突然、晴れた日に、かみなりが空から落ちてきた。ドアを通して、球状となって、強盗しにきた男の子を突き倒した。パーカーのチャックが下りて見せたのは、女の子だった。
その瞬間、少女が球電を透き通して向こう側にまえたのは、おばあちゃんが座っているはずの席に、同い年の翼の生えた女の子の姿だった。
目をこすった少女はまたおばあちゃんが見えた。
「そのばあちゃん…何様?」
「彼女は決して盗んだり、誰かを傷つけたり、悪いことをする人間じゃない。彼女を知ったときから、彼女は一度も悪いことをしたことない。私は全てを奉げて保証する。何かの理由があるはずだ」
少女はリーダーの前に、警察に通報しないでと、必死に説得している。
「感じている。彼女は悪い子ではない」
一晩中ほぼ無言だったミノさんも口を開けた。
「いいだろう、どうぜ警察はまともに対応してくれないから…ただし、あなたたちはちゃんと後始末しなさい」
「彼女の魂が救われた。ここに彼女の洗礼式をして…」
ミノさんはソーダを倒れた女の子にさそうとする。
「寝ぼけか?やめて」
ミノさんを止めた少女はホールを振り向いていたら、いつのまにかおばあちゃんはもう店から出た。




