表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/49

「なんだか眠れない」

 ホラーは白いベットの中にいる。固いベットに薄い毛布。(柔らかいベットの上で、ふかふかの洗い立ての毛布にくるまって眠りたいなと思う)

「なにかお話でもする?」

 同じベットの中にいる影が言った。

「する」

 寝返りを打って影を見てホラーは言う。

「どんなお話をする?」

「地上のお話」

「そう言うと思った」

 影は笑う。(ホラーはむっとする)

 ホラーは真っ白な少し大きめの寝巻きを着ている。フリルのついた(お気に入りの)可愛らしい寝巻きだ。

「寒い」

「いつものことじゃん」

「今日は本当に寒いの」

 影はホラーのひたいに手をあてる。

「少し熱があるかな?」

 影は自分のひたいにも手をあてて体温を確かめる。

「お仕事はお休みして、明日はベットの中でこのままずっと眠る?」

「大丈夫。寝ればなんとかなる」上目遣いで毛布から顔を上半分だけ出してホラーは言った。

「ホラー。あなたはよく頑張ってる」

「……ありがとう」

 泣きながらホラーは言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ