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「よかったの? 結構高い買い物だったけど?」

「だってどうしても欲しかったんだもん。それにさ、いつも頑張っているんだからたまには贅沢なお買い物をしたっていいでしょ? 神様だってこれくらいで怒ったりしないよ」横にいる影にホラーは言う。

 ……神様。神様か。

 一度も見たことも声を聞いたことのない神様。神様って本当にどこかにいるのかな? この世界のどこかには神様がいてみんなのことをずっと見てくれているのかな? 私のこともちゃんと知っているのかな?

 そんな疑問をふと思ったホラーは影にそのことを聞いてみる。

「世界には大きな物語とたくさんの小さな物語がある。大きな物語はひとつだけ。たくさんの物語は人間の数だけある。その大きさは常には等しい。小さなたくさんの物語が集まって大きな物語になる。小さな物語は人生。大きな物語のことを神様という」影は言う。

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