第41話 「家族旅行5」
城崎マリンワールドの案件ではありません
まさか1話で収まりきれないとは
お腹をそばで満たした私たちは城崎マリンワールドにやってきた。城崎マリンワールドの最寄り駅に着くまでの私たちはというと電車で爆睡だった。朝の竹田城のこととお昼ご飯を食べたあとのことなのか、すっかり眠りに落ちてしまっていた。城崎マリンワールドの最寄り駅である城崎温泉駅が終点なこともあり、寝過ごすという大惨事はかろうじて避けられた。
「いつの間に寝ちゃってたんだろ」
「気が付いたらもうそこは夢の中。うどん食べてた」
「お姉ちゃんよく麺食べるね」
寝起きもあいまってかさくらのツッコミが鈍い。なんなら私の言葉のトーンもやや低めで声の大きさは聞こえるかどうか微妙な大きさだ。
目を覚ますために歩くのはもってこいだった。海が近いこともあってか、汐のにおいを含んだやや強い風が私たちの目を覚ますのを後押しする。
駅から城崎マリンワールドに着いてからの私たちは竹田城を登る前の元気を取り戻していた。
「Kinosaki Marine World」
「関西人全員かはわからないけど兵庫県民はそのネタ伝わる」
城崎マリンワールドの宣伝をご存知でないかたに説明いたしますと、複数のコマーシャルがあるのだが、印象的なものを説明しよう。セイウチが芸をしているところに音楽が流れて外国の人が歌いながら
『パワー、パワー、マリンマリンマリン、ワールドワールド、ワールドワールド、パワーパワーパワーパワー、マリンマリンマリン、ワールドワールド、ワールドワールド 城崎マリンワールド』
もう説明が難しいので実際に聞いてみてください。一回聞くと離れないと思う。あとがきの欄にURLをバシッと貼っておきます。
チケットを買った私たちは初めにシーズーという日本で一番深い水槽があるというエリアから回ることにした。
「下のほうまで行くと水圧がすごそう」
「上のほうでも結構魚いるんだね」
「アレしていい?」
「チンアナゴがまだだからダメ!」
アレですべてが理解できるってどういうことだよ。いや別に、何をするとかは言ってないよ。ただ単純に魚をみて興奮しただけです。取り乱しました。
海の世界で弱肉強食なのにも関わらず、人間たちに捕獲されてもまだ数えきれないくらい魚がいるってどういう仕組みになっているのだろう。川魚のように絶滅とかしないのだろうか。これがいつも疑問なのだ。
「上のほうと種類かわったね」
「下に行くにつれて顔が怖く感じるし種類も少なくなってる」
一度興味深い水槽とお別れして小さい海の生き物をみるスペースにやってきた。私のお目当ての代物はすぐに見つけた。
「こんなに小さいのにアナゴなんだって」
「お寿司のアナゴと比べたら何十倍するんだろうね」
普通のチンアナゴもそうだけど、普通のアナゴも普段は海底の奥底で暮らしているそうだ。道理でアナゴ科にチンアナゴが分類されるわけだ。アナゴがついているだけでアナゴ科に分類されただけかと思っていたが、そんな単純なことではなかった。
ただ、唯一そのチンアナゴと私たちが普段目にするアナゴに違いがあった。それはエサである。チンアナゴがプランクトンを食べるのに対して、その他のアナゴは肉食だった。
そんなチンアナゴのことばかり見ているとさくらに「次へ行こう」と促されたので、他のかわいい魚をみて回ることにした。
「イソギンチャクがあるということはつまり…」
「カクレクマノミ!」
誰だ今、〇モとか言ったやつ。ド〇ーでもないぞ!はいそこ!クラ〇シュに相談しようとしない。
まったく、それは違う海に行かないと見られないものだ。今は城崎マリンワールドにいるんです。
「あっというまだったね」
「日本一の水槽っていうてもこんなもんかって時間で考えたらダメだね。ここから見上げるとやっぱりすごいよ」
次のエリアは私たちに新たな体験をさせるダイブというところだ。
イルカ篇 https://www.youtube.com/watch?v=5GesbUJ4CL4
セイウチ篇 https://www.youtube.com/watch?v=NOel5du7XrI
アザラシ篇 https://www.youtube.com/watch?v=JloXThus7Ho
アシカ篇 https://www.youtube.com/watch?v=shDGT6-Enok
それぞれ歌詞が違うのでぜひ!特にアシカがパンチがあると思います!
園内が気になった方はこちら https://www.youtube.com/watch?v=-ffz-gvtlqo




