第31話 「ことわざ」
冬なのに梅雨って...
「さて、腹ごしらえも済んだことですしパソコンでも見ますか」
そうだった。今日は壊れているパソコンを治してもらうために呼んだんだった。ただただご飯するために呼んだんじゃなかったわ。お茶するみたいに使ってるけど使い方あってるよね。普段お茶会なんかしないからわかんないや。
「こちらでございます」」
「ごくろう」
前から先生ってこんな喋り方だったっけ。まあ暑いしね。暑いからしょうがない。
私は梅雨は嫌いだ。じめじめするし、学校まで歩かないといけないから。歩いているときに変えられもしない物理現象を考えてしまう。ある日思ったのは、”太陽が海を熱して海水が蒸発して雲になり、雨を降らすんだったら、雲で太陽を隠してしまえばいいんじゃないか”ってね。矛盾しまくってるけど。
逆に晴れてる日は何も考えなくていいから好きだ。身も心も晴れ晴れする。燦然と煌めく太陽がすべてを照らしてくれる。ましてや、すべてを乾かしてくれる。そんな太陽はなんて美しんだろう。ただし暑さお前は違う。暑さは人のやる気を吸収してくる。
という私の好きなお天気事情は置いておくとして、そら先生が神妙な面持ちでパソコンとにらめっこを始めた。楽しそう。まるで自分のパソコンではないかのようにいますが、あれは私物です。
「時間がかかると思うので勉強でもしといてください」
「「あっ、大丈夫です」」
「受験生」
かえで先生のぼそっと言う一言が染みる。傷口に塩を塗られた気分。みんなでもできるのは、口内炎の患部に梅干を当てるのとかかな。私が実際に口内炎ができたときは迷わずあてます。痛いけどね。梅のクエン酸とかポリフェノールが細菌が増殖するのを抑えてくれることができたり、できなかったり。
中学生のころ傷口に塩を塗るという熟語を聞いた無邪気な私は実際に試してみたことがある。わざわざ給食が赤飯の時に、部活中にスライディングをして、給食で使わなかったごま塩をを塗ってみた。そしたら痛いわけよ。叫んじゃったよ。保健室に運ばれた私は経緯を話すとめちゃくちゃ怒られたという伝説を持ちます。
それが先生中に広まり、ことわざは気になってもしないという一部生徒には意味不明な校則が私たちの修学旅行前に出された。妹いわく今も尚現存するそうです。私たちの修学旅行前に出された理由は、行先が京都、奈良、和歌山、三重だったからだそうだ。清水の舞台から飛び降りる輩が出ないようにしたかったらしい。そう、私一人のために校則を付け加えたのだ。私は知らないうちに校則を変えていた。そのことを当時の担任やあおいから聞いたのは卒業式の前の日だった。
「激ムズの共通テストの対策します」
「私も」
「共通テストは普通のテストじゃない。あれはもうパズル。あれ作ってる文科省はどうかしてる」
「それ。あれを高校生に解かすとかどうかしてる。特に英語」
どうやら教師側も生徒と同じことを思っていたらしい。文章量増やすぐらいなんだったら国語のレベルだけあげればいいんじゃないか、と思ってしまう。ここで余談なのですが、私たちの作者は小説がボロボロらしい。日頃からこのサイトで小説読んでるのに何故できないのか、リアルで友達に聞かれたそうです。(悲しくなりました)
「ということで国語します」
「数学。もみじ、ペン」
「「え!?」」
「二人して何?」
「「あの田所(長谷川)さんが苦手な科目を!」」
私だって国語くらいするよ。あおいだって嫌いだからしないわけではないのだ。ただただ気がのらないだけなのだ。だから、したくなった時にはするのだ。
要するに、本能が赴くままに生きているってこと!!
共通テスト。うっ、頭が!!




