第25話 「行く末」
ついに私の相棒が逝きました。
魔王城を出た私たち2人は次の目的地である学校へと足を進めていた。朝から今日もあおい一家が楽しそうだった。幸せならオッケーだもんね。
「というかもみじ、何でアニメ見れなかったわけ?」
やはりその事を聞くか、聞いちゃうか。そうだよね、普段アニメ見てたやつが急にアニメを見なくなったんだから。そりゃ聞くよね。まあ、落ち着きなされよあおいさん、大したことじゃないんだよ。
「そんなことか。ただ単純にパソコンが壊れただけだよ。心配しないで」
「は?」
あれ、あおいには聞こえなかったらしい。おかしいな、いつもと同じ音量で言ったはずなんだけどな。確かにいつもより声を張ってなかった気がする。しょうがない、優しいもみじさんが特別にもう一回いってやろう。
「だから、パソコンが壊れただけっていってるじゃん。
今日のあおい大丈夫?熱でもあるんじゃない?」
「熱があるのはあんたのほうじゃない!あんた、オタクからパソコンを取り上げたら何が残るかわかる?
そう、何も残らないのよ!」
それは言い過ぎやろ。世の中のすべてのオタクがパソコン使うとは限らんやろ。ちなみに私からパソコン奪うと残るものはさくらただ一人です。シスコンで何が悪いってんだい。別にいいだろ!多様性認めていこうよ!
「じゃあ、あおいもパソコン失うと何も残らないんだね?」
「あんたたちと一緒にしないで」
どう考えても一緒だよ!あなたもれっきとしたオタクだからね?
そんなくだらない話をしていると、あるかわいい子が目に飛び込んできた。
そうだね、完璧で究極のアイドルだね。
ひかりはかわいすぎて入学して数日後にファンクラブなんかできちゃったりしている。そのクラブをしきっているのは私たちだ。
「ひかり聞いて!もみじのパソコンが壊れたのに本人は平然としてるんだけど」
「それはもう病気ね。早くお医者様に見てもらわないと。一分一秒でも無駄にできないわ。あおい、早く117に電話して」
「もうしてます。事件でも火災でもありません。ただ、ある人物が意識不明の重体。早く救急車をーーーーって現在の時刻とかどうでもいいんだよ!」
なんか急に涙が。私ってこんなに信用されてなかったんだ。
「もう私のことはいいんだ。だから、あとは頼んだ」
「ふう、疲れた。毎回思うけど朝からすることじゃないよね」
「始めるのはいつもひかりだよね」
「そういってあおいもノリノリのくせに」
私たち3人朝はいつもこのような感じです。わたしはあおいの家から始まりここまで続くんでかなりハードです。嫌だったら毎日一緒に登校してないからね。
「それで、もみじのパソコンが壊れたって言うのはホントなわけ?」
「「ホントなんだよなあ」」
「じゃあ、どうやって小説書いていくの?」
あれ、ひかりに私が小説書くことってもう話したんだっけ。ひかりにそんな話なんかしたことがい。というかした記憶がない。
「あおいから聞いたの?」
「他にだれがいるの?」
「いやあ、もみじに聞くか迷ったんだけどね。でも、こういうのって早めのほうがいいじゃん?」
いいじゃん?じゃないんだよね奥さん。ホウレンソウ大事って話し前したでしょ。ひかりに言うぐらいで報告なんかいらないけどね。他の人に言うんだったらまた話しは別だけど、生憎私たちには友達なんかいないからね。
「それって2人にとってやばいんじゃないの?」
「「え、なんで?」」
「なんでって、もみじあんたスマホで文字打つのとキーボードで文字打つのってどっちのほうが速い?」
「そりゃ、キーボードだけど」
「そいうこと」
まるで意味がわからない。キーボードじゃなくても文字って打てるんじゃないの?
教えてシリ!
「あおい!」
「時間と効率ぐらい考えんかい!お前の脳みそは何のためについとるんじゃ」
「そ、それぐらいわかってたし!念のために聞いただけじゃん!」
(ひかり、どうするこんのポンコツ)
(私が来る前もこんな感じだったの?)
(イエスと言わざるを得ないね)
(それは御愁傷様)
(おいこら!何一人だけ逃げようとしている?私たちはもう同じ学校に通う生徒。つまり、困難も一緒に乗り越えていくのが真の友達じゃないの?)
(私は友達になった覚えはない!)
「もみじ!ひかりがあんたとは友達じゃないって!」
「う、うわぁーん!と、友達っておぼっでたのに」
(ほーらひかり。これは責任とるべきじゃない?)
(うっ......)
(か弱い女の子を泣かしておいてなにもしないわけじゃないよね?)
(わかったから。私の良心を抉らないで)
「もみじ、私はそんなこと一度も思ってないからね。
だから一緒に頑張ろっか。ね?」
「うん」
ひとまずパソコンの話しは置いておいて、そこから3人は楽しく学校に向かったのでした。
今日からタブレットで書いています。




