第16話 「同類2」
協力させてよ!
両親に電話してから早数日、あっという間に文化祭当日朝になった。
わたし達が通う宮水高校の文化祭は土、日、に行われる。
土曜日は模擬店や、バザーといったわたし達が住む地域の方々も参加するので毎年盛り上がると恒例だ。
日曜日は文化部の出し物がメインだ。これを機に3年せいが引退する部活が多いので、みんな凄く力をいれる。
この高校の吹奏楽部は毎年とはいかないが、4年に1度くらいの周期で全国に出場する。その全国に出場する年が今年なのである。(オリンピックみたいだね)
これがまあ、わが校の文化祭の大まかなスケジュールです。
―――――――もみじ視点―――――――
わたしのクラスはポップコーンをするらしい。
提案したおでんは最後の最後まで残ったがポップコーンとの多数決で敗れてしまった。惜しいところまでいったんだけどね。
しかし、クラスの準備などには一度も手伝ったことはない。
だって、そら先生がみんなの前で、
「田所さんは準備とか参加できないと思うけど、みんな大丈夫?」
「もしかして、田所さん何かやらかしたの?」
「はい。私のテストの最低点が相変わらず田所さんなの。
だから、放課後に一緒に勉強してるの。」
「よせよせ、そら先生はわたしのだ!絶対にお前たちにはやらん!
「田所さん、シット」
「はい」
みんなからは私たちで漫才しているように見えたらしく大爆笑だった。
「田所さんがいないと作業の時に雰囲気が死ぬけど、がんばります」
「おい、見捨てるな!」
「では、田所さん行きますよ」
このような経緯でわたしがほとんど文化祭に参加できないのでした。
―――――――あおい視点―――――――
わたしのクラスはわたあめをする。
たくさん案が出たなか、わたしが提案したわたあめが選ばれたということです。
わたしがクラスの指揮を執ると思ったそこの君、わたしは1回も準備に協力したことはない。
だって、かえで先生が
「長谷川さんは準備とか参加できないと思うけど、みんな大丈夫?」
「もしかして、長谷川さん何かやらかしたの?」
「はい。私のテストの最低点が相変わらず長谷川さんなの。
だから、放課後に一緒に勉強してるの。」
「いやあ、みんな羨ましいと思うけど、残念だったな」
「長谷川さん、恥じることなんですが」
「なぜです?」
みんなからは私たちで漫才しているように見えたらしく大爆笑だった。
「長谷川さんがいないと作業の時に癒しがいなくて萎えるけど、がんばります」
「おい、見捨てるな!あと、みんながどんな風にわたしをみてるのかよくわかった」
「では、長谷川さん行きますよ」
このような経緯でわたしがほとんど文化祭の準備に参加できないのでした。
文化祭に向かう最中、
「あおいはクラス手伝わなくてよかったの?あおいのクラスの子たちが可哀そう」
「あんたのクラスもね。みんな必死で頑張ってるっていうのに」
「え?あおいも先生に連れだされた感じなの?」
「同胞だな」
悲しいことに2人で連れ出されたらしい。ごめんよ、みんな。
今日はみんなに一番苦労をかける日なのだ。
類は友をよぶんだね




