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第11話 「慣れ」

意思疎通◎

「うぃっす」

「反応薄くないんですか?思ってたのと違うな」

「6年間慣れたものです」

「慣れるものなんですか?」


 中学から大体悪い時って決まってるのよね。それは、自分の中で思ったよりできたなと思った時、やつの言葉を参考にした時だ。6年の間でなにも成長しませんでした。

 できるやつと同じ考え方をしたらダメなものなんですね。


 私たちが話しをしていると後ろの方でも同じような会話をしているのが聞こえてきた。

 どんなやつが同じことになったのか気になり、振り返るとやつだった。


「お前もこっち側の人間か」

「あたりまえよ」


「信じてよかったぜ」


「2人ともそれは恥じるべきなのでは?」

「いい雰囲気になる場所ではないのでは?」


 そら先生と久保かえで先生だ。かえで先生は3年間あおいの担任であり、数学担当の先生だ。


「では田所さん、放課後にB棟の空き教室でいいですね?」

「ラジャ」


「長谷川さんはその隣でいい?」

「大丈夫です」


先生たちが職員室に帰ったのを確認して


「あおい、わかってるな?」

「もちろん。もみじこそ、わかってるよね?」

 

 ――――――


「田所さん?」


 あおい、マジでごめんバレたわ。


 6時間目が終わり、帰りの挨拶が終わった直後に猛ダッシュで下駄箱に向かおうとしたが、教室を出た瞬間に取り押さえられた。


 いけると思ったのにな


 クソ、どうしてこんなときに限って1番前なんだ。

 あおいがいるクラスの方も一応確認してみると、彼女も同様につかまっていた。



「あれ、田所さん朝とは随分と違いますけどなにか嫌なことでもありました?」

「こうなる前までは楽しかったです」

「だって、田所さんが1番前で気持ちよさそうに寝てるから。

 真面目に授業を受けてたら帰れたかもしれなかったのに」


「そうだったんですか!」

「朝から帰る気だったんですね」

「えへへ、先生はかりましたね?」


「…行きましょうか」


      ―――――――あおい視点―――――――


「長谷川さん今回の点数は何点だとおもいます?」

「100点」

「自分から空欄を作ってるのにその答えはどうかと」

「何点だったんですか?」

「32点」


「では、今日からお願いします」

「軽くない?」

「慣れたものです」

「そこは1番慣れてほしくないな」


 まあ、わかってはいましたよ。だってだれかさんのアドバイスを信じちゃったからね。

 できる人と同じふうに解いたらいけないものなんですね。

 なにか似たような話しをしているなと思い前を見てみると元凶がいた。


「お前もこっち側の人間か」

「あたりまえよ」

「信じてよかったぜ」


「2人ともそれは恥じるべきなのでは?」

「いい雰囲気になる場所ではないのでは?」


 やっぱり今年もこんなふうになるとうすうす感じていたがこうなるとは。

 似たような考えをもつと怖いね。


「では田所さん、放課後にB棟の空き教室でいいですね?」

「ラジャ」

「長谷川さんはその隣でいい?」

「大丈夫です」


 そして、私たちは先生たちが職員室に帰ったのを確認して


「あおい、わかってるな?」

「もちろん。もみじこそ、わかってるよね?」


 それを放課後に実行するのだった


 ――――――


 みなさん、おはようございます。最後の最後に寝ちゃったあおいさんです、こんにちは。

 最後がかえで先生の授業だったので、そのままSHRが始まったというわけです。

 帰りの挨拶が終わり、すぐさま帰ろうとした瞬間、先生から呼び出しがかかった。


「長谷川さん、どこに行くつもりですか?」

「と、トイレにいこうと」

「それなら荷物はいらないはずでは?」


 もみじ、ガチでごめん。取り押さえられた。


「1番まえですやすや寝てるから。起きてたら帰れたかもしれないのに」

「まじですか」

「いつから帰ってやろうと思ったんです?」

「えっと……それは……」


「教室までレッツゴー!」

悪事はバレる

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