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●悪役令嬢に転生したのだが、病弱すぎだなんて聞いてない  作者: Crosis


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サプライズ


 朝目覚めると周囲が少しだけ慌ただしくしているのに気が付いた。


 いつもならばもう少しだけ余裕をもって仕事に励んでいる使用人達はどことなくいつもよりそこはかとなく浮足立っているようにも感じる。


「あら、今日はいつもよりもお早いお目覚めですね」


 わたくしが目覚めた事に気が付いたのかアンナが、わたくしへ話しかけながら近寄って来ると、わたくしの髪の毛をセットし始める。


「ええ。 それにしても周囲が妙に慌ただしいように感じるのですが今日は、だれか高貴の方が我が家に来られるのでしょうか?」


 そしてわたくしはアンナに髪の毛をブラッシングされながら今日は誰か来るのかと聞いてみる。


 わたくしの予想ですと皇族の誰かが来るのでは? と思っているし、その理由も思い当たる節があり過ぎる為おそらく間違いないだろう。


 それと同時にカイザルをわたくしの騎士にしたのは少しばかり早まったかな? と、今こうして使用人達や親兄弟に少なからず迷惑をかけてしまっているであろうと思ってしまう。


「何を言っているのですか、マリー様。 今日はゴールド家の家族に使用人も加えたこの屋敷で住んでいる者全員で日帰りの旅行をするのでしょう? その為に皆張り切って準備をしているので少しばかり周囲が慌ただしいのでしょう。 私も張り切ってマリー様のヘアセットやらせていただきますね」


 え?


 日帰り旅行?


 何それ? わたくしは一度もそんな事は聞いてない。


「わ、わたくしは今日の日帰り旅行の事は何も聞いておりませんわっ!」

「だって、言っておりませんもの」

「な、なんでですのっ!?」


 日帰りと言えども旅行である為、使用人たちはどことなく浮足立っていたのだという事に気付くのだが、わたくしはそんな事一言も、誰からも聞いていないのはいかがなものかとアンナに問いかけると、言っていないと返って来るではないか。


 さすがのわたくしもこれにはショックを隠し切れず、思わず声がでてしまう。


 しかしながら、もしかしたらわたくしは体調の関係で行けない為、行けない事に悲しませるよりかはならばいっその事隠してしまおうという皆の優しさなのかもしれないと思うと怒るに怒れない。


「今日の日帰り旅行はマリー様へのサプライズプレゼントでもありましたからね」

「さ、サプライズ……?」

「今日行くところはマリー様お気に入りの湖ですよ。 小さなころは夏場に良く行っては水浸しになり、良くお母さまに怒られた事を思い出しますね。 今の時期は暖かくなってきた春真っ盛りと言っても湖には入らないでくださいよ?」


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