表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●悪役令嬢に転生したのだが、病弱すぎだなんて聞いてない  作者: Crosis


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/101

ショート寸前

「俺をマリーの剣に……いや、マリー・ゴールド様の剣にしていただきたい」

「……ちょっと言っている意味が分からないのですが?」

「大丈夫です。 すでにマリー様のお父様には話を通しており、許可もいただいておりますのでご心配なく。 その代わりに数発殴られてしまいましたが……」

「え? は? ど、どういう事ですの? そもそもカイザル殿下は殿下じゃないってなんですのっ? なぞなぞですの? そしてカイザル殿下はわたくしの剣になりたい? お父様には既に了承は得ている? あと敬語が気持ち悪くて全身鳥肌が立ち、ぞわぞわ致しますわっ!!」


 しかしながら、聞けば聞くほど意味が分からなくなるという状況にわたくしの思考回路はどこぞのアニメのオープニングよろしくショート寸前ですわっ!


 更に言えばカイザル殿下がいきなり敬語を使い始めるのも意味が分からなければ似合ってなさ過ぎて失礼ながら気持ち悪いと感じてしまい、両肩を抱き身震いしてしまう。


 そもそもわたくしの記憶の中のカイザル殿下という人は、それが例え演技であろうとも絶対に他人にたいして頭を下げたり、敬語を使ったりという事はしない人であった。


 それがいきなりどういう事か、と考えた結果、一つの結論へたどり着く。


 真実はいつもひとつですわ。


 この本日から自称名探偵であるマリー様を欺こうとはいい度胸ですわね。


「成程、そういう事でしたのね。 分かりましたわ」

「おぉ。 分かってくれましたかっ!!」

「ここにいいるカイザル殿下と仰っているお方は、カイザル殿下の影武者か誰かですわねっ!! しかしまぁここまで声の似ている者を見つけて来ましたわ。 その点だけは素直に凄いと思います。 なんせこのわたくしが騙されかけたのですから」

「…………」

「…………」


 何故でしょうか? 目が見えないはずであるのに、ウィリアムとカイザル殿下の二人から物凄く可哀そうな者を見るような視線を感じるのですけれど?


「マリー……」

「なんですの? ウィリアム。 わたくしの推理に驚きましたか?」

「ここにいるカイザルは本物だし、殿下ではなくなっている、というか皇族ですらなくなっているのは本当だ」

「……へ?」

「今回カイザルは自分のしでかしてしまった事の重大さに気付き『殿下』という立場と『皇族』という立場を捨てる事と引き換えに現皇帝陛下に謁見の場を設けてもらい、そして今こうしてマリーの元へ訪れているんだ。 俺とカイザルが言っている事が信用できないのならばお父君へ聞いてもらっても構わない」

「ど、どうして……そこまで」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ