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●悪役令嬢に転生したのだが、病弱すぎだなんて聞いてない  作者: Crosis


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絶対納得いってない





 カイザル殿下に突撃をされて二週間が経った。


 そしてあの一件でカイザル殿下は再度皇帝陛下より地下牢で頭を冷やして来いと一週間の謹慎処分を受けたらしいのだが、謹慎が明けて一週間が経過しているのだが以前の様にカイザル殿下に突撃をされる事も無くいたって平穏な日常を送れている。


 とは言っても周囲からの好奇な視線や、陰口や噂話などは相変わらずであり、その事に目を瞑ればという条件は付いて来るのだが、今さらそういったものは言われ慣れている為言葉ですらないただの騒音として捉え気にすることも無く、過去一番過ごしやすい学園生活を過ごせている。


 しかしそう思うのはわたくしだけみたいである、相変わらずわたくしの近くをついて来るウィリアムは未だにその騒音が聞こえてくるたびに顔をしかめて、時には騒音の出どころへ突撃しようとするしまつである。


「こらっ! いう事を聞きなさいなっ! 言いたい人には言わせておけば良いと、気にする必要は無いと何度も申しているではありませんかっ!!」


 そして今またウィリアムは騒音の出どころへと突撃しようとしていたのでそれに気付いたわたくしが何とか思いとどまるよう話しかける。


 これではまるでご飯を前にして『待て』を大型犬に仕込んでいるみたいだ。


「し、しかし──」

「しかしもへちまもございませんわ。貴方が突っ込んでいくと余計に面倒くさい事になる事は目に見えているのでこれ以上問題を増やさないでくださいましと口酸っぱく言っているでしょう?それにわたくしは今の騒音が聞こえる環境でもかなり満足しておりますのよ?これ以上望むのは罰が当たりますわ」

「……………………分かった」


 いや、その反応とその表情は絶対納得いってないでしょう。


「まったく、そんな表情しませんことよ。わたくしはウィリアムがそう思っていてくれるだけでも騒音の数々が気にならなくなるには十分すぎる程に満たされておりますのよ?」

「分かったから撫でるなっ!!」


 そして、まるでご主人様に注意された大型犬のような表情をするウィリアムを見ていると思わず犬にそうするようにわしわしと頭を撫でてしまい、ウィリアムがそれは恥ずかしがって抗議すその表情は先程までしていた険しい表情ではなくなっていた。


「人の噂も七十五日と言いますし、言いたい人には気が済むまで言わせておきなさいな。 ウィリアムは気にし過ぎなのですわ」

「むしろお前が気にしてなさすぎると思うのだが?」

「あら? それはわたくしの事を図太いとでも言いたいのかしら? それはそれとして、とりあえずこの話はお終いにしましょう」


 噂の大本であるカイザル殿下がそもそも退学になりこの学園に居ないのだからそのうち何もしなくても消えるだろうとこの話題に結論を付けて強引に終わらす。


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