表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
●悪役令嬢に転生したのだが、病弱すぎだなんて聞いてない  作者: Crosis


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/101

気が滅入ってしまいそう

しかしながら、わたくしのこの身体では教会での生活が何年持つかどうか……。


なんなら寒い冬を乗り越える事が出来ずに一年も経たずにすぐ死ぬ可能性が高い気もする。


「それでは、私は旦那様へマリーお嬢様がお目覚めになられたことを報告しにまいります。アンナは引き続きお嬢様のお世話をお願い致します」


そしてわたくしがこれからの事をあれやこれやと考えていると、アマンダがわたくしが目覚めた事をお父様へ報告するために部屋を出るのであった。





わたくしが目覚めてから五日が経過した。


分かった事と言えば今わたくしが過ごしている場所が帝国城の一角であるという事と、何故かお父様はわたくしを連れて実家へ帰る気配を見せないという事である。


因みにお母様と、わたくしの側仕えであるアンナにメイド長であるアマンダ以外の使用人達は、昨日わたくしに問題が無い事を確認した後皆で帰って行った。


その時にわたくも一緒に帰りたいと言ったのだが「やるべきことがまだあるから残りなさい」とお母さまにぴしゃりと跳ね返されて今わたくしはここにいる。


そのやるべき事がど面倒くさいのと、わたくしがいなくともお父様一人でどうにかなるのだからいいじゃないのというわたくしの思いは寸前のところで口には出さず舌の上で転がす。


「お嬢様、口には出ておりませんが顔に出てます」

「あらやだ、おほほほほ」

「あ、このクッキー美味しいですよお嬢様っ!!」


しかし、だからと言って何もしない訳にもいかず『あんたんとこのボンクラのせいでわたくしはここに居るのですよ』という事をアピールするために中庭まで来てアンナとアマンダで周りの使用人たちへ見せつけるようにお茶を嗜む。


その為わたくしは被害者面をしなくてはならず、城の使用人たちへこちら側が被害者であると思える行動を取らなければならない為、少しでも被害者面が崩れ始めれば即座にアマンダから指摘され、そしてせっかく今まで築き上げてきた『あれ?マリー・ゴールド様は噂と違い淑女なのね。さすが公爵家の長女ね』という張りぼてが崩れぬよう崩れかけた表情を引き締める。


因みにアンナはまだ花より団子なのかお茶と一緒にだされたクッキーにご執心のようだ。


それにしても中庭で何をするでもなくお茶を飲み花を愛でる日々は流石にいい加減飽きて来た。


何もすることが無いという事は想像以上に時間の進み方が長く感じてしまい、気が滅入ってしまいそうである。


一時間経ったと思って時計をみたら三十分しか経っていない時のあれである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ