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8話

公募推薦終わったお。これからは共通テストに向けて頑張るお。











疲れたお┏( .-. ┏ ) ┓




「「「ごちそうさまでした」」」


朝ごはんを食べ終えると、僕達はおじいちゃんと別れて庭に向かった。


そう、今からやるのは待ちに待った魔法の練習である。


「楽しみだな〜!」


「ん、なら良かった」


この僕にも、ついに魔法が使えるんだと思うと、楽しみで仕方がなかった。


ご飯を食べている時もずっとうずうずしていたくらいだ。


僕はウキウキした気分で、シャナはそんな僕を微笑ましい顔で見ていた。




僕の家の庭はおよそ80坪くらいの広さで、魔法の練習をするにはとても十分な広さだろう。


あちこちに木が生えていて、かなり大きな岩もポツポツところがっている。


庭に着くと早速、シャナが魔法について教えてくれた。


「じゃあこれから精霊魔法について教える。

魔法はもちろん知ってるよね?「うん」

ユーリスにこれから教えるのは精霊魔法という、魔法とはまた別の力こと。

でも、その力の原理は魔法とおなじで、力の源が違うというだけ。

まず精霊魔法というのは、精霊と契約すると得られる、精霊力を消費して使うことができる力。魔力を消費して使う魔法とは似ているようで違う。

精霊魔法にも属性があって、魔法と同じく火属性、水属性、風属性、森属性、雷属性、光属性、闇属性、無属性の八属性があり、魔法の強さは契約した精霊の階級で大きく左右される。

下級精霊なら下級魔法まで。中級精霊なら中級魔法まで。上級精霊は上級魔法まで。大精霊なら、超級魔法、神級魔法までが使える。

他にも、魔法にはない精霊級というものがあるけど、威力は上級魔法と同じくらい。


これくらい、かな」


「(コクッ)」



お、おう。


物凄く饒舌になったシャナを見て、僕はうなずくことしかできなかった。シャナってこんなに喋れたんだな。


「シャナってこんなに喋れたんだ」


「うん?どういうこと?」


「あ、いや、なんでもないよ!」


無意識に声に出てしまっていた。


(まぁ冷静に考えれば、説明する時に饒舌になる人もいるっていうし、シャナもきっとそうなんだろう)


と、僕は割り切ることにした。


「じゃあ早速実践、しよ?」


「うん!」


こうして僕は、シャナと一緒に精霊魔法の練習を始めた。






「まずは精霊力を感じることから始める」


「はい!わかりました!精霊力ってどうしたら感じられるんですか!?」


僕は魔法を覚えられることに興奮してテンションがおかしくなっていた。


ついにこの時が来たんだと改めて実感した。


「それは簡単。こうする」


するとシャナは突然僕の手を握ってきた。


「え?………うぇ!?」


「ん、どうかした?」


「いや、どうしたも何も……」


びっくりした。急に頭が冷えた。


突然、美少女が僕の手を握ってきたら当然こうなるに決まっている。


やばい、頭が冷えた代わりに顔が熱い。シャナにバレてないだろうか。


それにしても、シャナの手って柔らかくて少しひんやりしていてなんか気持ちい…………って違う!そうじゃない!


僕が頭の中で激しく混乱していると突然、体の中に何かが流れ込んでくるのを感じた。


「うわっ、体の中に何か入ってきた!」


「ん、わかった?これが精霊力。今はユーリスとパスを繋いだ。これで精霊魔法が使えるようになる。他にも、こんなことが出来る」


(ん、どう?聞こえる?)


「な、何今の!?」


(今はユーリスと念話をしている。ユーリスもやって見て。軽く念じるだけ)


うーんと、こうかな?


(えっと……シャナ、聞こえる?)


(聞こえた。これで離れていても頭の中で会話ができる)


「すごい!精霊と契約するとこんなことが出来るんだね!」


「ん、すごい。もっと褒めても、いい」


「うん!すごいよシャナ!君に出会えて本っっ当に良かった!」


僕は感動のあまり、少し大袈裟なことを言ってしまった。


するとシャナは頬を赤く染めると、


「そ、そう………」


と言い、それきり黙ってしまった。


あれ?僕、何かおかしいこと言った?


「シャナ、大丈夫?」


「…………」


僕が聞いても、シャナは顔を俯かせて黙ったまま固まっている。


「シャナ?」


「っ!…………な、なんでも、ない」


「ほんとに?」


「ん、だから早く次に進む」


「うん、わかった」


シャナはさっきのことは忘れろと言わんばかりの勢いで次に進むように促した。





「次は、魔法を使う練習」


「おぉ〜………」


ついに、ついにこの時がやってきた。


今まで魔力なしと軽蔑され、皆から嫌われていたこの僕が魔法を使う側になる、多分人生で一番特別な瞬間。


普通の魔法ではなく精霊魔法だけど、それでもとても嬉しい。


僕は逸る気持ちを抑えて、シャナの説明を聞く。


「それじゃあ、まずは精霊力を自分で使うことから始める。

さっきも言ったように、体の中に流れ込んできたって言ってたのが精霊力。この力の源は、元々人間の体にもあるけど、精霊と契約するとき初めて効果を発揮する。だから精霊と契約してないと何の役にも立たない。ちなみに、さっきパスを繋いだ時に私と離れていても精霊力が使えるようにした」


「精霊とパスを繋がないと精霊力は使えないの?」


「違う。パスを繋いでいない状態で精霊力を使うとなると、精霊が近くにいる必要がある。しかも精霊とパスを繋ぐということは、その精霊が契約した人間と信頼関係にならないと繋ぐことが出来ない。だから、意志を持たない下級精霊とパスを繋ぐことは出来ない」


「え、それじゃあシャナは僕のことを信頼してくれてるんだね!嬉しいなぁ〜」


するとシャナは目を見開くと、途端に頬を染めて「………しまった」と何かつぶやいた。


「え?何かいけないことでもあった?」


「ち、違う。そうじゃないけど………うん、やっぱりなんでもない」


「え〜。そんなぁ〜」


シャナは一体何を「しまった」と思っていたのか、僕には皆目見当もつかなかった。


「コホン。そ、それじゃあ話の続き。精霊力を扱う時に大切なのは、イメージを持つこと。そうすることで自然に精霊力が扱えるようになる。魔法を使う時もイメージが大切。じゃあ、やってみて」


「大切なのはイメージ、か」


僕は頭の中で色々なイメージをめぐらせた。


体の中にある精霊力を使いこなすにはどうすればいいのか。


う〜んと、こんな感じだろうか。


「あ、できた!」


「え、ほんとに?」


「うん!」


僕は、体の中に力を流すイメージでやってみた。


すると、全身に何かが流れていく感覚を感じることができたのだ。


「なんだ。精霊力を扱うのって結構簡単だね」


「…………うん、そう、だね。」


「?どうしたの?」


「…………もういい。次」


「え、うん」


何だかさっきからシャナの様子がおかしい。顔が赤くなったり、呆れたような顔になったり。


一体どうしたんだろうか。


すいません。一部内容を変更させていただきます。


「この世界での魔法は精霊と契約しないと使えない」

から、

「魔力で使える魔法と、精霊と契約することで使える精霊魔法に分かれている」

に変更します。

こうすることで細かいところも色々変わってきますね。

じゃないとこれからの話の展開が厳しくなるので………。

今まで投稿したやつもその内容に合わせて「た・ぶ・ん」(←ここ重要)改稿する予定ですので、ご理解頂ければと思います。

このように自由すぎて尚且つグダグダなやつなので気長に見てくれたらなと思います………(´・ω・`)



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