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19話

大変長らくお待たせしました。バイトが忙しかったので話を考える時間がなかったのですが、この度無事にバイトをクビになりましたので、また小説の方に打ち込もうと思いまする。こんなつまらねぇ話を読んでくれているコアな皆様、本当にお待たせしてしまいすいませんでした。反省していますが治すつもりはありません。

投稿間隔がバラバラかつ、前回の話が半年ほど前かつ、話の内容が薄っぺらいかつ、内容が途中で改変されてしまったというカオスな状態にはなっておりますが、今後ともよろしくお願いします。


by 作者




「……………んぅ、ぅあ?」


気がつくと朝になっており、陽の光が窓から物置小屋の中を照らしていた。


「ふぁぁ……………あぁ、そっか」


思い出した。昨日、前世の記憶を取り戻した俺は、シャナと色々話をしてその後にすぐに寝床に着いたのだった。


前回同様、シャナが俺のベッドで、自分が雑魚寝という形で、だ。


身体を起こすと、昨日はあまり感じなかっただるさが体全体を支配するようなそんな感覚を覚えた。そういや俺、五日も寝ていたのだからその間何も食べてないじゃん。


ぐぅぅ〜〜〜〜〜


それを自覚した途端、俺のお腹が「食べ物を寄越せ」と催促するように音を鳴らす。


「何か食べないと」


そう呟きながら隣を見ると、シャナがこちらを向いた体勢で寝ていた。


「………ふっ」


その寝顔を見ているとつい、口元が緩んでしまった。その寝顔があどけなかったからなのか、それともまた別の理由からなのかはわからない。ただ、自然に笑みがこぼれていた。


「このまま寝かせておくか」


時間は六時前とまだ早い。俺はシャナが起きるまで、洗顔したり朝ごはんを用意することにした。





しばらく経っておよそ一時間後、シャナが目を覚ました。


「おはようシャナ。よく眠れたか?」


「ん、おはようヒロキ」


シャナは眠たそうに目をこすりながらそう答えた。


「朝ごはん作ったから一緒に食べようか」


「ん」


「あ、その前に目の前の川で顔を洗ってきてね」


「んぅー」


シャナは面倒くさそうにしながらも川の方へ向かっていった。


こうして俺とシャナの新たな一日が始まるのだった。





*******





シャナと一緒に朝ごはんを食べながら、俺は考え事をしていた。




家族やその他の貴族達は予定通りだと明日に王都から帰ってくることになる。


今日の間に魔法だけでもマスターしておかないと、俺の兄弟やギースに一方的にいじめられる生活が再開するのは、目に見えてわかることだった。


ユーリスだった時にもある程度の魔法の訓練はシャナとしていたようだが、その時は前世の記憶が戻っておらず、魔法魔法を使うにも詠唱が必要であり、なおかつ完璧に使えていなかった。


それでもユーリスの記憶を見る限り、彼の魔法の才能はこの世界基準だと優れていることは、練習中のシャナの表情や態度ですぐにわかった。


このまま行けば、魔法を完璧に使うことは難しくはないだろう。


俺が前世で知っている魔法や魔術の類といえば、魔法陣の仕組みがどうたらこうたらなど難しいものから、頭の中でイメージして詠唱しながら魔力を流すだけですぐに使えるお手軽魔法まで、様々なものがある。


その中でもこの世界は、魔力を流すだけで魔法が使える方の優しい世界だった。


そしてイメージ力は、前世で普段からアニメやライトノベルを読んでいるので、それで補える。


魔法に使う詠唱は、この世界だと魔力を流す時の補助みたいな役割をしている。しかし俺は詠唱しなくても問題ないことがわかっているので必要ない。


あとは実戦経験だが、それは今日中にシャナに手ほどきしてもらう予定なので、これでそこそこの強さは身につくはずだ。




そうと決まれば早速シャナと実戦訓練と行きたいところだが、その前に確かめたいことがあった。


「…………今のところはなんともないな」


「ヒロキ、どうしたの?」


俺が突然、独り言を呟いたのを聞き取ったのか、シャナが頭にはてなマークを浮かべながら聞いてきた。


「いや、なんでもないよ」


俺がそう答えると、シャナは「ん、そう」とだけ言って再び目の前のご飯に集中しだした。


思い出すのはあの時のディノの言葉




『魂の形と体の形が違う状態で存在するっていうのは、すごく歪な存在になるようなものなんだ』




その例のひとつとして、彼女の友神が転生させた人の話を聞いたのだが、今のところその話の中にあった違和感というかそういうのは一切ない。


俺の前世の年齢は17歳、そしてこの世界に転生した時の体の年齢が9歳。


完全にアウトだろコレ。


だというのに俺の体や心に何一つ問題はなかった。


俺の精神年齢が元の世界の体よりも低かったからか。それともたまたま相性が良かっただけなのか。


結局、いくら考えても俺には知識がないのでこれ以上考えても無駄だという結論に至るのだった。




*******




「ごちそうさまでした」


「………ごちそうさま」


俺たちは朝ごはんを食べ終えた後、すぐに中庭に向かった。


中庭に向かう途中、こうして改めて見てみると、屋敷は大きくそれに伴って中庭も広く感じる。


中庭の広さはユーリスの記憶を辿ると八十坪だというが、なるほど確かにそれくらいはありそうだ。


「それじゃ、よろしくね」


「ん」


俺が転生して初めての魔法練習が始まろうとしていた。

前回までの話を改稿するのクソめんどい(ボソッ)

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