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僕の頭の中で想っている言葉を君の口で言わせるよ!

作者: 七瀬




僕には、幼い頃から不思議な力があるんだ、、、!

この事は、僕のママしか知らない事なんだよ!


最初に僕がこの力に気づいたのは、、、?

僕の“ママ”だったんだ、、、!


まだ、僕が3歳の時だったんだって、、、!

公園で仲が良かった美奈ちゃんと僕は二人で砂遊びをしていた時に、、、。

美奈ちゃんの事を、好きだった哲君が美奈ちゃんの手を掴んで何処かに連れ

て行こうとしてて! 僕は、咄嗟に頭の中で、こう思ったんだ、、、!


『ダメ! 哲君、美奈ちゃんを連れて行かないで!』


まさか!? 僕の近くにいた僕のママが、その言葉を言ったんだよ!

周りの人たちも、みんなびっくりしててね!


勿論だけど、、、?

僕のママが一番驚いていたよ!


『私! なんで、あんな事を言っちゃったんだろう、、、?』


周りにいた! ママ友たちも、僕のママにいろいろ聞いてたんだよ!


『どうしたの、、、? 急にあんな事、言うから? ビックリしたわよ~』

『涼雅君のママ! 急にどうしちゃったの、、、?』

『もぉ~疲れてんじゃないの~』

『・・・ごめんね、なんだったのか? 私にも分からなくて、、、。』

『何か? 悩み事でもあるの、、、?』

『えぇ!?』

『わたしたちでよければ! 相談に乗るわよ~!』

『・・・あ.ありがとう、』





それからね、、、?

あの時、ママがなんで、、、? あんな事を言ったのか、、、?

その原因が、、、【僕にあると分かってからは、、、?】


ママに、僕はこんな風に言われるようになったんだよ!


『ねえ、涼雅?』

『・・・うーん? ママ、何?』

『あのね? 涼雅の“その能力を自分勝手に使っちゃダメよ!” 他の人が

ママみたいに、涼雅の頭の中で想った事を言ったら、、、? ビックリす

るから! いいわね、頭の中で想った言葉を誰かに言わせちゃダメ!!!』

『・・・うーん、分かったよ~ママ!』

『約束よ! いいわね!』

『・・・うん!』




初めて、ママと約束した僕の歳は小学3年生の8歳の時だったんだ!!!


・・・それから、僕はママとの約束をずっと守ってきたのだけど、、、?

僕が中学2年生の時に、本気で好きになった女の子がいてね!


でも、、、?

その女の子は、違う男の子に告白されてて、、、!

僕は、物凄く焦ってて、だからつい、、、ママとの約束を破っちゃったんだ!


『あのさ~俺が前川に告白した返事聞かせてほしいんだけど、、、?』

『・・・ううん、』

『いいよ! はっきり言って、、、!』

『私は、、、?』


【私は笹野君の事が好きだから! ごめん、井川君とは付き合えないよ!】

『えぇ!?』


『・・・そっか! 分かった、星野も頑張れよ!』

『・・・・・・』




この時、僕は出来るだけ、、、。

星野さんに近づいて、見えないところからこの言葉を言わせたんだよ!


勿論! 星野さんは、その言葉を言ったあと、、、。

少しの間、1人でポカーンとしていたけどね!


それでも、僕はどうしても、、、。

星野さんを、他のやつに取られたくなかったんだよ!



その後、、、。

星野さんが、僕のところに来てこう言ったんだ、、、!


『あのさ~笹野君! 今日、授業がおわったら? 理科室に来てくれない?』

『えぇ!?』

『大事な話があるから、、、。』

『・・・ううん。』



僕は、星野さんにバレたんじゃないかと、、、。

ひやひやしていたんだけど、、、?


そしたらね、、、?

放課後、僕はドキドキしながら、理科室に行くと、、、?

そこには、既に星野さんがいて、、、。


星野さんが僕に、こう言ったんだ!


『私さ~自分の気持ちに気づいてなかったのかもしれないんだけど、、、?

ひょっとしたら、、、? 笹野君の事が好きなのかもしれない、、、!』

『えぇ!?』

『真剣に、私の事、考えてみて!』

『・・・ううん。』




まさかの!? 星野さんからの告白にビックリしたんだけど、、、?

僕は、素直に星野さんの気持ちを受け止める事にしたんだ。


そして僕と星野さんは、付き合うようになって、、、。

高校卒業するまで、僕と星野さんは付き合っていたんだよ。


まあ、結局! “僕のヤキモチで別れてしまったんだけど、、、?”

それでも、嬉しかったんだよ、、、!


僕のこの能力を、僕の思い通りに出来たからね、、、!

それだけでいいんだ、、、!




最後までお読みいただきありがとうございます。

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