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妹がヤンデレ過ぎて怖い件について  作者: 所天駄
第一章 妹と僕 ― アーデルハイド親衛隊は妹の旗下へ従属するか? ―
19/104

19.完成! 我儘ボディ ~ユーリ嬢華麗なる復活~


こうして、連日に渡る日夜修練に次ぐ修練、ダイエット成功&完璧わがままボディを手に入れることだけを目標にシャーロットはじめアーデルハイド親衛隊員とその友人たち、計80名ほどが美を磨き続けた結果・・・。


「ウフフフフ。ご覧になってカーラ。

このわたくしユーリの完璧な身体ボディをっ!!」


「あーハイハイ。

元に戻ったねー。」


「ちょっと待って!!

聞き捨てならないわっ!

『元に』じゃなくって、元よりも痩せたのよ!?

や・せ・た・のよ!?」


「何キロ?」


「ぇ・・・1.5kgほど・・・。(本当は0.5kgで限界でした。)」


「フっ。誤差の範囲内っしょ。」


「それでも、全盛期よりは10kg以上は痩せれたのよぉぉぉぉおおおっ!!」


「やっぱし、10kg超えて太ってたんじゃん?」


「うぉぅっふ・・・」


思いがけず、自分の本当の肥満度を晒してしまった上に、返す刀で臓腑を抉られるようなダメージを受けてしまったとは・・・カーラ、恐ろしい子 (ほぼ自爆だが。)


「それで?

明日『queen of nightクイーン・オブ・ナイト』に着て行くドレスは?

用意してあるんっしょ?」


「ええ、この日のためにお母様が私のためにと用意してくれたとっておきが・・・この箱の中に・・・。」


ダイエットに励んでいる愛娘にと、遠く離れた領地からサイズ直しをして送ってくれたという衣装箱が届いたのが今日だった。


寮母から衣装箱を受け取り、今その中身を確認するのだ。


カーラが見ていると、寮の部屋に作り付けられている二畳はあろうかというウォークイン・クローゼットの中にある衣装箱をゴソゴソと漁る姿は、元が寸胴体系だっただけにコアラが餌箱の中に首を突っ込んでいる姿に見えるなぁー などと見えたのは内緒だ。


「あったー?」


「・・・うん・・・ 

あったー・・・・」


あれ? あんなに元気にはしゃいで衣装姥子を漁りに行っていたユーリの声が、何やらしょんぼりして聞こえる。


「どしたん?」


「コレ・・・・ 酷いわ・・・お母様・・・・。」


「あー・・・。」


ユーリが手にして戻って来たドレスは、お世辞にも流行の先端と言えるものでは無かった。

むしろ


「ソレってアレかな。

お祖母ちゃん世代の着ていたゆったりサイズな?」


「お・・・お母様の馬鹿ぁぁぁぁぁぁあああああっ!!」


全体的に落ち着いた雰囲気を纏わせるために地味目で、色も控えめな褐色を基調としたドレスは、16歳の女の子が着るには少し酷かもしれない。

送って寄越した母親が可愛い可愛い愛娘の性格を知っているからこそ、起きてしまったミスというやつだろう。





直後に、タイミング良く『双白百合印クロスリリー』の入った衣装箱がユーリ嬢や親衛隊員らの元へ一通の手紙と共に届けられたというのは後のお話しで。


なんか端役モブのつもりで書いていたら、愛着が湧いてしまって・・・。

気づいたら、ついつい出番が多くなってきてますね(汗)

いっそ子爵令嬢主役で書いた方が筆が進むかも・・・(ぇ)


冗談です。冗談。

明日はちゃんとソフィーとアーデルハイドの予定です。


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