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プロローグ 表
この物語はフィクションです。たまに正確なことが書かれているかもしれませんが大半はこの物語内限定の設定であり、実際の人物、現象、団体とは一切、全く、これっぽっちも関係ないので信じないように。
この世界には様々な物があるが、それらがそこにあるだけで何らかのエネルギーを持っている。
それはこの世界において一つの常識でしかない。
この世界のあらゆるものはより小さい物の集合体であることも、全ての物が互いに影響を及ぼし合っている事も、この世界においては常識だ。
しかし、僕には、いや、もう一人の僕が居る世界において、これらの常識は異常でしかなかった。
もう一人の僕が居る世界は化学や物理なんて概念が存在しない魔法の世界だった。
僕の脳には生まれてから二人分の記憶が存在する。
科学の世界に存在する僕、科刺川矛斗と、
魔法の世界に存在するもう一人の僕、アルディオス・フーリン。
魔法という異常な概念を常識とする世界の記憶を持つ僕が別に何かするわけではない。
それだけの物語である。
この主人公に何をさせるか全く考えておりません。
この話どうしよっか?