1話「この国の王と旅立ち」
今日はいい天気なので日向ぼっこしようと思った
しかし寝ようと思った瞬間城から大きな音が鳴り こちらに何かが飛んでくる
『っ!』
左手で飛んできた物を掴む
念のため言っておくがわたしの左手は強く力むと岩のように固くなる
飛んできたのは手紙が入ったカプセルだった
手紙には
「少女フィア、大至急城に来るように。 ドグダーグ国王より」
と書いてあった
あまり行く気にはなれないが行かなかったら大変なことになりそうなので行く
・・・・
『国王・・・わたしに何か用ですか・・・?』
「相変わらず暗いのぉフィア・・・ワシの頼みごとを聞いてくれるかのお」
『それじゃあ帰りますね』
「ちょっ!ちょっと待つのじゃ!話を聞け!」
この会話を聞いたら分かると思うが私は面倒くさがりやである
『チッ・・・早く用件言ってください』
「すっすまぬがちとお使いに行ってきてほしいのじゃ(この子怖いぞ・・・」
『なんでわたしなんですか・・・兵士とか居ないんですか・・・』
「おぬしも知ってるじゃろ・・・この国にはもう・・・」
『・・・』
「ワシとおぬししか居ないのだからな」
『・・・・で、わたしは何をすれば』
「これを東の国の王に渡してほしいのじゃ」
そういって巻物を渡された
『チッ・・・行ってきます・・・』
東の国とは元人食い民族が集まってできた国でここと似たような状況らしい
因みにここは西の国で東の国とはちょっと遠い
そんなところにこの巻物を届けるためだけに行くのも面倒だが暇なので行く
こうしてわたしの冒険は始まった・・・