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34.エピローグ-いっそ[レイドライバー]っていうのはどうかな?-

この第22巻で、レイドライバーシリーズは一旦完結です。長きに渡り読んで頂きまして本当にありがとうございました!!


昨日の前書きにも書きましたが、これで小説を書くのを止めるわけではありません。次に出す構想が無い訳でもないのですが、今は諸事情により直ぐに、というところまで至っていません。


ですので、一旦これで投稿は終了となります。



▼過去作はすべて、下記の作者ページからご覧になれます▼

https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/2478453/



――――――――――――――――――――――――――

※宣伝です※


レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを既に寄稿しています(全て完結済みです)


ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めてのレイドライバーシリーズへと繋がります

※◆もちろん、レイドライバーシリーズから読んで頂いても話は繋がりますのでご安心を◆※


もしよければ、お時間のある時にでもこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!


ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n2996hx/


ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n8320hy/


【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので、読みやすいと思います)

https://novel18.syosetu.com/n2786ia/

――――――――――――――――――――――――――



またどこかでお会い出来るのを楽しみにしています!!


 どうやら大学二年生の時点にいるらしい事は自分が持っている教科書で分かっていた。千歳とは同じ大学ではあるが、かたやカズは薬学部、千歳は応用生命科学部である。薬学部は六年制、応用生命科学部は四年制であるが、二年目までは共通科目があるので授業で一緒というのも少なくない。


 だから、


「もー、おそいぞっ」


 と、決して大きいとは言えない身長を頑張って大きく見せつつ、仁王立ちで頬を膨らませている千歳を見たときは思わず人目も気にせず抱きしめてしまった。


「おいおいおい」


 そんな声が後ろからする。吉岡たちである。


「良かった……本当に、良かった」


 それが精いっぱいだった。そんなカズのいつもと違う雰囲気を察したのか、


「何かあった?」


 と千歳に聞かれる。そんな彼女に、


「あぁ、ああ。長い、本当に長い時間を過ごしてきたんだ。だってほぼ二十年だぜ、それが夢だったなんて」


 思わず涙が流れる。前に泣いたのはいつぶりだろうか。


 話を聞けば、昨晩は仲間内で飲み会を開いていたようだ。カズは元々お酒に弱い。いわゆる超の付くくらいの下戸である。だが、ちょっと前に立て続けに嫌なことがあって、手酌でがばがばと飲んでいたようである。結果、見事に酔いつぶれてしまい皆に運んでもらって、という流れだったようだ。


 それだけの量のアルコールがもしかしたらとても長い、本当に長い[夢]を見せていたのかもしれない。あるいは別の、何かの能力の類が発動したのかも知れない。だがこればかりは何とも言えないが、どうやら今までの体験が夢、もしくは無いことになった、という結論になるのだろう。


 それから二限の授業をサボってカズは千歳と談話室で今まで体験してきた話をした。人体実験も、襟坂の躰に千歳が入っていたことも含めで全部を話した。


「なるほど、ね。それで」


 さっきの行動に納得してもらえたようだ。


「なぁ、生体応用工学研究所というのは」


 と聞いたカズに、


「大丈夫、そんな研究所は聞いたことないよ」


 と千歳は笑顔で返した。この時間の談話室は当然だが講義中なので誰もいない。


 だから、


「いいよ、おいで」


 そう言って千歳はカズの、和也の頭を胸に抱いて頭をなでる。本人にしてみれば余程か耐え難い経験をしたのは間違いないのだから。それが[夢なんだから]と突き放すほど千歳も冷たくはないのだ。


 しばらくそうしていたが、


「ねぇ、それをさ。もしも辛いと思うなら小説にしてみたらどうかな?」


 と和也に問うた。


「小説?」


「そう、小説。そしてみんなに見てもらうの。そうすれば変な研究機関だって出てこなくなるだろうし、何より気持ちに整理がつくんじゃあない?」


 と言われる。


「確かに、一区切りはつけそうだけど」


 と和也が言うと、


「今すぐどうの、って訳じゃあない。それだけ鮮明に記憶してるんだからすぐに消えたりはしないんだと思うの。でもね、それを記録することで……んーなんだろうな、贖罪? っていうのになるんじゃあんいかな。今のあたしたちはきみの記憶に干渉はできない。でもきみが小説として書けばそれを読む事はできる。そして読めば、どんな事だったか、どんな人生を送ってきたかが分かる。そうすれば、少なくともきみだけ胸の内に仕舞って悶々としているよりはいいんじゃあないかな」


 千歳は静かにそういった。


「そう、だな。そうしてみるよ。それがいいかも。ありがとう、ちょっと落ち着いたよ」


 和也がそう返せば、


「ねぇ、タイトルなんだけど、さ。いっそ[レイドライバー]っていうのはどうかな? 話の象徴としてはいいんじゃないかな」


 千歳がそう言うと、


「ああ、それで書いてみるよ。どれくらいかかるか分からないけど、一つずつあったことを書いてみるよ」


 和也はそんな返しをする。


「だって、悪い話ばかりじゃあないでしょ、ねっ、あたしの未来の旦那さん?」


 千歳はそう言ってウインクをする。



 時間は巻き戻せないのは事実である。が、もしもそれが可能なら。もし仮に夢だとしたら、覚めない夢はない。夢の中で自分がしたことは、言葉は悪いが[無かった]事にできる。そして夢から学ぶ事だって出来るのだ。


 今日があり、明日がある。それは一歩一歩積み重ねていくものなのだろう。



――――――――――――――――――――――――――


※これでレイドライバーシリーズは完結です。今まで読んでくださり本当に、本当にありがとうございました!! またどこかでお会い出来るのを楽しみにしています、もしも機会がありましたらその際は是非また読んでくださると嬉しいです!!※


――――――――――――――――――――――――――


この第22巻で、レイドライバーシリーズは一旦完結です。長きに渡り読んで頂きまして本当にありがとうございました!!


昨日の前書きにも書きましたが、これで小説を書くのを止めるわけではありません。次に出す構想が無い訳でもないのですが、今は諸事情により直ぐに、というところまで至っていません。


ですので、一旦これで投稿は終了となります。



▼過去作はすべて、下記の作者ページからご覧になれます▼

https://mypage.syosetu.com/mypage/novellist/userid/2478453/



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レイドライバーシリーズの前日譚の話として、ヒューマンシリーズを既に寄稿しています(全て完結済みです)


ヒューマンシリーズ全3作を経て、事件が解決して時間が戻ったあとの世界で主人公が成長し、研究に手を染めてのレイドライバーシリーズへと繋がります

※◆もちろん、レイドライバーシリーズから読んで頂いても話は繋がりますのでご安心を◆※


もしよければ、お時間のある時にでもこちらも読んで頂けるととても嬉しいです!


ヒューマン 1 -繰り返される事件と繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n2996hx/


ヒューマン 2 -再び繰り返される事件と再び繰り返す時間遡行-

https://ncode.syosetu.com/n8320hy/


【R-18】ヒューマン 3 -時間遡行によってもたらされたものは-(これだけR-18なので作者ページに載っていません。行為等の激しい描写などは極力なくしたつもりですので、読みやすいと思います)

https://novel18.syosetu.com/n2786ia/

――――――――――――――――――――――――――



またどこかでお会い出来るのを楽しみにしています!!


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