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2.ここまで行けば、あとは-今のところ順調に推移していますから-

全34話予定です



私は挿絵は描けませんが曲ならなんとか作れたりします

という訳で、現在連載しているこの小説に曲を付けてみました


曲名は小説と同名の「レイドライバー」です

もしよろしければ一度聴いてみてください


▼Youtubeのリンクはこちら▼

https://youtu.be/N4ueViHp3SM


▼ボカロの声が気になる方はインストもあります▼

https://piapro.jp/t/RBLl



ちなみに他にもオリジナル曲をアップしています。もしもご興味がありましたら、ゼヒ聴いてみてください

▼以下が私のYoutubeチャンネルになります▼

https://youtube.com/@JohnD_72



曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップします(例外あり)

※特に告知していなければ毎日投稿です


 義体、もっと言えば義肢技術はほんの数年前までは帝国の一人勝ちと言える状況だった。もちろん同盟連合だってそれなりのレベルにあったのだが、それでも帝国製のスムーズな動きをする義肢には及ばなかったのである。


 そこでレイドライバーという兵器が登場する。この兵器は元々義肢技術を研究しているうちにまず兵器転用が容易、かつ費用対効果が高いという現実が、巨大化した義体ともいえるレイドライバー技術の後押しになったのである。そこで同盟連合は実戦データというサンプルを幅広く手に入れることになった。


 そのレイドライバー技術はまた縮小版である義肢技術へと転用され、まずはここアフリカ大陸、具体的に言えば研究所近辺で採用されていった。そして米州に輸出されたのがほんの二年ほど前である。そこで米州にある研究所で更なる改良が施されて、全身義体の技術として確立しようとしたのがつい一年前。


 この短期間でそこまで急成長したのだ。そこで少しばかり足踏みすることになる。何故なら全身義体の研究をしていたのはカズと千歳だったのである。千歳は言うまでもないだろう。事故に遭い、コアユニットとしてゼロゼロの機体に収められ、一方のカズはと言えばレイドライバー部隊の隊長として前線に出ていたのだから。


 そんな状況もカズの、パイロット適性の喪失からの恵美の申し出でと、千歳は[襟坂恵美]という肉体を得てまた研究所に復帰したのである。


 それがつい半年前の話である。


 そこから現在までに第二世代型レイドライバーの確立、サブプロセッサー単独での運用、最新鋭機と呼ばれる戦闘機に自我のあるサブプロセッサーを搭載するという実験を経て、現在の全身義体という技術までたどり着いたのだ。


 これは前述のとおり[襟坂]こと天野千歳あまのちとせという、カズの妻であり、前所長の復帰が大きい。そんなタイミングで[モグラ]が一体、ちょうどよい被検体を見つけてきたというのもある。それまで全身義体の、部位ごとの試験は出来ていたが、いよいよ脳核を取り出しての本試験となったのだから。


 そんな実験も脳核を取り出してあるので、あとは全身義体に収めて終わり、といいたいところだが実際は少し違う。慎重に事を進め、一歩ずつ間違いや理論との齟齬がないかを確認しつつの作業になる。それはそうだろう、これが初号機になるのだから。


「ここまで行けば、あとは」


 そんな言葉が[襟坂]から漏れる。


 現在の主要研究議題がこの義体技術に移行している、いや、移行というよりはレイドライバー技術のひと段落による主題の変更、というべきだろうか。レイドライバー技術ももちろん進めようとしてはいるが、今の中央室で行っている内容は義体の実験だ、と言ったところか。それぞれの研究は、それぞれの研究者がシームレスに行っている。その中で実験段階に移ったのがこの義体技術という事になる。


 それに、中央室を使うというシチュエーションは、非人道的実験を伴うというのを意味している。


「そうですね、このままいけば。今のところ順調に推移していますから」


 アイザックである。カズが研究所にいないときは彼が最高責任者である。当然、最先端の実験や実証には彼が関わるのは道理という訳だ。


 その中央室の実験台の上に目を遣れば、目下の主目的である全身義体が横たえられている。全身義体と一言で言ってもその完成度は傍目から見ても良くできているものだ。人工皮膚に始まり、その姿や体形、身体の大きさや微細な髪の毛に至るまで、ほぼ人が持つそれと比べても遜色がない。


 そしてその顔は? と言えば良くできている、と言えるものに仕上がった。造形はもちろんの事、今テストしている表情というものも、少しぎこちないところは残るものの喜怒哀楽を表現するには足りるものになっていると言えるだろう。


 その義体にはケーブルが取り付けられている。その先を見れば中央室にあるコンピューターと繋がっていて、メインモニターに現在の状況が映し出されている。脈拍や血圧といったものは当然存在しないのであるが、代わりにバイタルを示すものが映し出されているのだ。


「脳核を収納して二時間が経過。良好です」


 と一人の医師が手元のタブレットを見ながら告げる。その間も義体のテストが続いている。それこそ一通りすべての関節の動作チェックとバイタルの確認である。もちろん問題が生じれば直ぐに脳核を移動して退避させることが出来るようにしてある。その条件下で一つずつ、気の遠くなるようなシチュエーションをこなしつつ義体に脳核を入れての安定状況を見つつという同時作業だ。



 そして、自力で起き上がれるところまで進み、その先である、文字通り第一歩を踏み出したのである。


全34話予定です



私は挿絵は描けませんが曲ならなんとか作れたりします

という訳で、現在連載しているこの小説に曲を付けてみました


曲名は小説と同名の「レイドライバー」です

もしよろしければ一度聴いてみてください


▼Youtubeのリンクはこちら▼

https://youtu.be/N4ueViHp3SM


▼ボカロの声が気になる方はインストもあります▼

https://piapro.jp/t/RBLl



ちなみに他にもオリジナル曲をアップしています。もしもご興味がありましたら、ゼヒ聴いてみてください

▼以下が私のYoutubeチャンネルになります▼

https://youtube.com/@JohnD_72



曜日に関係なく毎日1話ずつ18:00にアップします(例外あり)

※特に告知していなければ毎日投稿です


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