手を
君のことが嫌いだと言った瞬間
心が嘘をついたと分かったよ
あっちに行ってという時ほど
本当はそばにいて欲しかった
あの子もそうだったのかな
飛行機から見えるのは街の明かりだけ
もしも僕らが
遠い国の人と友達でいられたら
誰かを傷つける言葉を
簡単に口に出さずに済んだかな
分からないことはあるけれど
近づけないなんて寂しい
抱きしめられた温もりや
手を握ってくれた誰かの眼差し
冷たい社会だと誰かは言う
それもきっと本当だけど
それだけじゃないことを知っている
それらしい理屈を並べる前に
言葉が嘘をつくより先に
ただ目の前の君に手を伸ばすことを
諦められない僕でいたいんだ