表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

69/150

67話:甘い悪戯です!

 こうして迎えた『Heart-Giving Day』のイベント当日。


 勿論、私もチョコレートとカードを用意していた。


 我が公爵家が運営するチョコレートショップで購入したので、パッケージには私の横顔のシールもバッチリ貼ってある。シルエットとはいえ、自分をモチーフにしたシールが貼ってあるのはかなり気恥ずかしい。


 それはともかく朝食の席でも『Heart-Giving Day』の話題となり、ブルースは……。


「お父様、お母様。『Heart-Giving Day』で贈れるチョコレートは一つのみ。僕はミユに贈りたいと思います。お二人のことも大好きなのですが……寂しい思いをさせてしまい、申し訳ないです」


「ブルース、それでいいのよ。お母様とお父様もお互いに贈り合うことになるのだから、寂しくはないわ。愛するミユに贈るので正解よ」


 ただ一人に贈るとしたのには、いくつか理由がある。


 自分の最愛は誰なのか。夫婦や恋人同士に愛を深めて欲しいと思ったのが一つ。

 そしてチョコレートは高級品だが、庶民にも楽しんでもらいたいというのも理由の一つだった。


 前世でも貴族の生活を平民は真似しようとした。それは時代が流れても同じ。21世紀になっても、セレブの生活に憧れを持つ一般人はいたわけだ。そしてこの世界でも、貴族に憧れを持つ平民は多い。貴族の流行を平民が真似することが多々あったのだ。


 真似をしたい。でも高級なチョコレートとなると、躊躇するかもしれない。

 それでも一つだけなら。一年に一度だけ、奮発して買ってみようと思えるように「ただ一人に贈る」にしたのだ。


 つまり身分に関係なく、『Heart-Giving Day』を楽しみましょう――にしたかったのだ。


 それを実現するために、一粒単位でのチョコレートの販売を、ジェラルドに提案している。チョコレートは最低でも八粒単位での販売が主流だった。つまり一粒からの販売は画期的。でもこれで平民の間でも『Heart-Giving Day』では人気となり、一粒チョコレートは大いに売れた。小さな紙袋に公爵夫人のシール。まさにプチ贅沢だ。


 極寒の二月。これというめぼしいイベントはない。でもハート(愛)を贈り合う『Heart-Giving Day』があれば、気持ちがほっこり温まる。身分に関係なく、この日を楽しむ。


 まさにそれが結実しつつあり、私は嬉しくてたまらない。


 こうしてブルースはミユに渡すチョコレートを持ち、学校へ向かう。ジェラルドは屋敷で執務に取り組む。私はというと、孤児院巡りだった。我が公爵家で運営するチョコレートショップでは、『Heart-Giving Day』にあわせ、大量にチョコレートを作ることになった。すると形の不揃いなどで、店頭には並ばないチョコレートが出てきたのだ。そのチョコレートを無料で届けるための孤児院巡り。


 不揃いなだけであり、品質に問題はない。そして今日は『Heart-Giving Day』。孤児院の子供達にもこのイベントを楽しんでもらいたいと思ったのだ。


 訪れる孤児院は、ブルースが子供時代からボランティア活動で足を運んでいる。ゆえに職員は私と顔見知りであるし、最初に会った時は子供だったのに、今はスタッフの一人として働いている子もいた。『Heart-Giving Day』を楽しめるようにチョコレートを届けに来たと知ると、みんな大喜びだった。


 昼食ではジェラルドに、孤児院の様子を報告した。修繕が必要な孤児院。人手不足な孤児院。商会の手伝いができそうな有能な孤児などをジェラルドに伝える。これを聞いたジェラルドは寄付の手配をし、就職先の斡旋を行う。この国を代表するフォード公爵家の、ノーブレスオブリージュとしての活動の一つだった。


 そしてこの昼食のデザートで、ジェラルドには用意していたチョコレートを渡した。勿論、ジェラルドも私にチョコレートを贈ってくれる。交換したお互いのチョコレートを食べる時間は、話も弾み、とっても幸せ。


 『Heart-Giving Day』。


 極寒の二月に心温まるイベントを提案できたと思う。

 きっと毎年のイベントになってくれるはずだわ。


 ここでめでたし、めでたしでこの日が終わると私は思っていた。


 が、しかし!


 私はそういう星の巡り合わせで生きているわけではないようなのだ!


 昼食後、自室に戻るとモナカが部屋へ訪ねてきた。


「奥様、お届け物です」


 届けられたのはハート型のチョコレート。


 まるでジュエリーボックスのような箱に収められ、純白のシルクの上に鎮座している。

 どこにも店名の刻印はない。

 だがどう考えても超高級品に思えた。添えられたハート型のカードには「Love」の文字。そしてそのハートのチョコレートの表面に、流麗な文字で書かれているのは……。


「Pochirina」


 うん……?

 うううううん!?

 ポチリーナ!?


 こ、これはもしやスチュアート!?


 おそらくこのチョコレートは宮殿のパティシエに作らせたものだ!


「モナカ、これはスチュアート殿下からだわ。私は食べるわけにいかない。どうしたらいいかしら? 宮殿のパティシエが作ったものだから、きっと美味しいとは思うの」


「では我々使用人で美味しくいただきます!」


 朝昼晩の三度の食事。

 あるじが残したものは使用人がいただく。

 この世界はそうやって見事なまでの循環社会を実現していた。

 ということでスチュアートのチョコレートの対応はこれでOKだ。


 しかしスチュアートは舞踏会でジェラルドに牽制され、かつ自身の父親である国王からも注意を受けたはずなのに! めげずによく贈って来るわね……。


 「LOVE」なんてカードが同封されているが、ポチリーナと表記している時点で、本気で私にLOVEだとは思えない。完全におふざけだわ!


 本命はいずれかの令嬢でしょう。


 でも『Heart-Giving Day』で贈ることができるチョコレートは一つのみ。

 ということは、スチュアートは貴重な告白のチャンスを無駄にしたも同然だ。


 だってミユもしくはいずれかの令嬢には贈ることができないのだから!


 ただ言えることは一つ。

 私相手におふざけをしているくらいなのだ。スチュアートのミユへの関心が、収まっている可能性が高い。このスチュアートのおふざけがいつまで続くのか。それは分からなかった。だが間もなく進級し、スチュアートもブルースもミユも、三年生になる。そしてブルースがミユと婚約破棄するのは……小説では卒業記念舞踏会なのだ。


 そこまで。


 卒業記念舞踏会が終わるまで、スチュアートの関心が私に向いてくれていたら。ミユは小説の強制力から逃れ、ブルースと結ばれることができると思う!


 ならばスチュアートは、余程のことをしない限り、放置だ。


 方針も決まり、ほっと一息をついたのも束の間、またもチョコレートが届けられる。


 だ、誰ですか!?


 モナカが運んできたのは、前世の某有名ブランドを思わせるターコイズブルーの箱に白のリボン。


 でも箱には公爵夫人のシール。しかしその色は白で、正規のローズ色ではない。つまり使用料を払い、このシールを貼付している。蓋をあけると、裏側に『マダム・メルヘン』と店名がプリントされていた。


『マダム・メルヘン』と言えば、それはピアース侯爵家の商会が運営しているお店だわ。


 ということは!


 ハート型で見開きになっているカードを開くと……。


『やあ、キャサリン。


 君、また面白いことを思いついたようだね。

 Heart-Giving Dayなんて!

 粋じゃないか。

 しかし、独り身の僕には困ったイベントだ。

 誰に渡すのかと近衛騎士団の連中が

 僕を賭けの対象にしている。

 こうなると僕も誰かに贈らないといけない。

 だが母上に贈るのも……ね?

 そこでHeart-Giving Dayの言い出しっぺの君に。

 キャサリンに贈ることにしたよ。

 特注のチョコレートケーキだ。

 あ、子供に食べさせちゃダメだよ。

 洋酒がたっぷり使われているからね。

 あの君を溺愛する公爵と

 ナイトティーと一緒に食べるといい。


             君の永遠の友リック』


 リック!


 あなたまで、貴重な一人にしか渡せないチョコレートを私に贈るなんて!


 相変わらずだわ。


 リックからのチョコレートを待つ令嬢は五万といそうなのに。

 そしてリックが今日、受け取るであろうチョコレートの数を想像すると……。

 大変なことになりそうだわ。


 でもせっかくいただいたのだ。

 御礼の手紙と庭園で摘んだ花でブーケを作り、リックに贈った。


 夕食後、ナイトティーと共に、リックからのチョコレートケーキを食べることにした。


「ジェラルド、これ、リックから贈られてきたの。近衛騎士団で賭けをしているからって」


 そう言って例のカードを見せる。


「ふん。賭けをしているなんて言い訳だろう。リックは……」


 臨戦態勢なジェラルドを落ち着かせ、とりあえず食べて見ると……。

 これは……たっぷりのラム酒が使われているわ!


 ラム酒はこの世界ではまだ珍しいお酒。

 確かアルコール度数が、ブランデーやウィスキーよりも高かったと思う。


「これは……洋酒と思うが、風味があって美味しい……。敵ながらあっぱれだ」


 どうやらジェラルドは気に入ったようで、ぱくぱくと食べている。


「残りも食べてしまっていいか?」


「! ええ、どうぞ」


 綺麗に平らげたジェラルドの頬がほんのり赤い。


「……なんだか熱いな」


 そう言うジェラルドは目元もうっすら赤く、いつもキリッとしているのに、その表情はとろんと甘いものになっている。


「キャサリン」

「はい」

「キスをしたい」

「?」


 チョコレートケーキを食べたばかりのキスは濃厚で甘い。

 しかもジェラルドは珍しく酔っているのか、舌も唇もいつもより熱い。


「……我慢できない」

「え!?」

「ここで、抱く」

「?????」


 ベッドはすぐそこにあるのに、ジェラルドの熱は止まらない。

 ソファで愛を確かめることになるなんて!


 もう、リック!

 絶対にこういう展開を予想し、面白がってラム酒たっぷりのチョコレートケーキを贈ったわね!


 幼なじみの悪戯に翻弄された『Heart-Giving Day』だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【一番星キラリの作品を紹介】
●出版社特設サイトはコチラ●
バナークリックORタップで出版社特設ページへ
婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生! でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!
80ページが試し読みできる特設サイトへ
『婚約破棄を言い放つ令息の母親に転生! でも安心してください。軌道修正してハピエンにいたします!』


●終わりから始まるハッピーエンド●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢の決断
『悪役令嬢の決断』

●これぞ究極のざまぁ!?●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢は死ぬことにした
250万PV突破『悪役令嬢は死ぬことにした』

●壮大なざまぁを仕掛けます!●
バナークリックORタップで目次ページ
婚約破棄された悪役令嬢はざまぁをきっちりすることにした
『婚約破棄された悪役令嬢はざまぁをきっちりすることにした』

●先手必勝!?●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢はやられる前にやることにした
『悪役令嬢はやられる前にやることにした』

●[四半期]推理(文芸)2位●
バナークリックORタップで目次ページ
悪女転生~父親殺しの毒殺犯にはなりません~
『悪女転生~父親殺しの毒殺犯にはなりません~』

●溺愛は求めていませんよ?●
バナークリックORタップで目次ページ
平凡な侍女の私、なぜか完璧王太子のとっておき!
『平凡な侍女の私、なぜか完璧王太子のとっておき!』

●コミカライズ化も決定●
バナークリックORタップで書報ページへ
断罪後の悪役令嬢は、冷徹な騎士団長様の溺愛に気づけない
ノベライズは発売中!電子書籍限定書き下ろし付き
『断罪後の悪役令嬢は、冷徹な騎士団長様の溺愛に気づけない』


●食に敏感、恋に鈍感●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢は異世界でラーメン屋台を始めることにした
『悪役令嬢は異世界でラーメン屋台を始めることにした』

●じれじれの両片想い●
バナークリックORタップで目次ページ
陛下は悪役令嬢をご所望です
『陛下は悪役令嬢をご所望です』

●宿敵の皇太子をベッドに押し倒し――●
バナークリックORタップで目次ページ
宿敵の純潔を奪いました
『宿敵の純潔を奪いました』

●妹の代わりに嫁いだ私は……●
バナークリックORタップで目次ページ
私の白い結婚
『私の白い結婚』

●ピンチの連続!でも負けない!●
バナークリックORタップで目次ページ
ボンビー男爵令嬢は可愛い妹と弟のために奮闘中!
『ボンビー男爵令嬢は可愛い妹と弟のために奮闘中!』

●端役過ぎて重要な情報が……●
バナークリックORタップで目次ページ
闇落ちする息子の父親とは結婚しません!公爵令嬢はバッドエンドを回避したい
『闇落ちする息子の父親とは結婚しません!公爵令嬢はバッドエンドを回避したい』

●隙間時間でサクサク読める●
バナークリックORタップで目次ページ
愛のない結婚から溺愛を手に入れる方法
『愛のない結婚から溺愛を手に入れる方法』

●続編開始●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪の場で自ら婚約破棄シリーズ
『断罪の場で悪役令嬢は自ら婚約破棄を宣告してみた』
日間恋愛異世界転ランキング3位!

●第八章スタート●
バナークリックORタップで目次ページ
転生したらモブだった!異世界で恋愛相談カフェを始めました
『転生したらモブだった!異世界で恋愛相談カフェを始めました』でお待ちしています!

●断罪回避の鍵はお父様!?●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢に転生したらお父様が過保護だった件~辺境伯のお父様は娘が心配です~
『悪役令嬢に転生したらお父様が過保護だった件~辺境伯のお父様は娘が心配です~ 』

●新章完結●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢は我が道を行く~婚約破棄と断罪回避は成功です~
『悪役令嬢は我が道を行く~婚約破棄と断罪回避は成功です~』は勿論ハッピーエンド!

●頑張れ!悪役令嬢!●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢です。ヒロインがチート過ぎて嫌がらせができません!
『悪役令嬢です。ヒロインがチート過ぎて嫌がらせができません!』

●おじいさんと魔女!?●
バナークリックORタップで目次ページ
森でおじいさんを拾った魔女です~ここからどうやって溺愛展開に!?
『森でおじいさんを拾った魔女です~ここからどうやって溺愛展開に!?』

●完結:笑えるドタバタ劇●
バナークリックORタップで目次ページ
旦那様、離婚してください!~悪妻化計画を実行中。溺愛されてもダメなんです!~
『旦那様、離婚してください!~悪妻化計画を実行中。溺愛されてもダメなんです!~』

●もふもふも登場します●
バナークリックORタップで目次ページ
周回に登場する中ボス(地味過ぎ!)魔女に転生!~乙女ゲーなのに恋とは無縁と思いきや!?~
『 周回に登場する中ボス(地味過ぎ!)魔女に転生!~乙女ゲーなのに恋とは無縁と思いきや!?~ 』

●やがて溺愛に至る迄の物語●
バナークリックORタップで目次ページ
皇妃の夜伽の身代わりに〜亡国の王女は仇である皇帝の秘密を知る〜
『皇妃の夜伽の身代わりに〜亡国の王女は仇である皇帝の秘密を知る〜』

●すれ違いからの溺愛エンド●
バナークリックORタップで目次ページ
わたしにもう一度恋して欲しい~婚約破棄と断罪を回避した悪役令嬢のその後の物語~
『 わたしにもう一度恋して欲しい~婚約破棄と断罪を回避した悪役令嬢のその後の物語~』

●俺様ツンデレ溺愛系●
バナークリックORタップで目次ページ
婚約破棄の悪役令嬢は娶られ、翻弄され、溺愛される
『婚約破棄の悪役令嬢は娶られ、翻弄され、溺愛される 』

●表紙は蕗野冬先生の描き下ろし●
バナークリックORタップで目次ページ
悪女に全てを奪われた聖女―絶対絶命からの大逆転―
『悪女に全てを奪われた聖女―絶体絶命からの大逆転―』

●ネトコン様から感想到着●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪回避を諦め終活した悪役令嬢にモテ期到来!?~運命の相手はまだ原石でした~
『完結●断罪回避を諦め終活した悪役令嬢にモテ期到来!?~運命の相手はまだ原石でした~』は終活で断罪回避!?

●表紙は蕗野冬先生●
バナークリックORタップで目次ページ
だから断る
『運命の相手は私ではありません!~だから断る~』はモブ転生した私が溺愛を回避しようとするお話です。

●断罪終了後シリーズ新作●
『断罪終了後の悪役令嬢はもふもふを愛でる~ざまぁするつもりはないのですが~』の目次ページへ飛びます

●全13話完結●
バナークリックORタップで目次ページ
ざまぁは後からついてくる~悪役令嬢は失って断罪回避に成功する~
『完結●ざまぁは後からついてくる~悪役令嬢は失って断罪回避に成功する~』は、騙される!

●表紙絵は平川先生描き下ろし!●
バナークリックORタップで目次ページ
溺愛されても許しません!~転生したら宿敵がいた~
『溺愛されても許しません!~転生したら宿敵がいた~』は、稀代の悪女にされ、断罪寸前の公爵令嬢、かつての宿敵と皮肉な再会!

●新作公開●
バナークリックORタップで目次ページ
乙女ゲームのラスボスですが、勇者と結婚することになりました。
『乙女ゲームのラスボスですが、勇者と結婚することになりました。』は、女魔王が主人公です!

●元気とキュンと笑いをお届け!●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢は徹底して悪女を演じる~おーほっほっ!は卒業したい!~
『完結●悪役令嬢は徹底して悪女を演じる~おーほっほっ!は卒業したい!~』は悪役令嬢の本音満載です

●全9話完結●
バナークリックORタップで目次ページ
破廉恥な行為で悪役令嬢は婚約破棄と断罪回避を試みる~地味なざまぁもできていた~
『完結●破廉恥な行為で悪役令嬢は婚約破棄と断罪回避を試みる~地味なざまぁもできていた~』は浮気婚約者とチートヒロインに負けません!

●もう一つのエンディング●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪は悪役令嬢ではなく父親に!?~ざまぁと婚約破棄の行方~
『完結●断罪は悪役令嬢ではなく父親に!?~ざまぁと婚約破棄の行方~』はこんな世界線もあった!

バナークリックORタップで目次ページ
婚約破棄された悪役令嬢、大逆転ざまぁで断罪回避~不敬罪だ!殿下は反逆罪です~
『完結●婚約破棄された悪役令嬢、大逆転ざまぁで断罪回避~不敬罪だ!殿下は反逆罪です~』は全8話です。

●第2回ドリコムメディア大賞●
●最終選考作●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪終了後に悪役令嬢・ヒロインだったと気づきました!詰んだ後から始まる逆転劇
『【完結】断罪終了後に悪役令嬢・ヒロインだったと気づきました!詰んだ後から始まる逆転劇』もおススメです☆

●全11話完結サスペンス劇場!?●
バナークリックORタップで目次ページ
絶体絶命の崖っぷち悪役令嬢~断罪している場合ですか!?~
『絶体絶命の崖っぷち悪役令嬢~断罪している場合ですか!?~』は、背景にあの曲が流れる!?

バナークリックORタップで目次ページ
浮気三昧の婚約者に残念悪役令嬢は華麗なざまぁを披露する~フィクションではありません~
『完結●浮気三昧の婚約者に残念悪役令嬢は華麗なざまぁを披露する~フィクションではありません~』断罪の場で自ら婚約破棄宣告シリーズ第四弾。

バナークリックORタップで目次ページ
ざまぁと断罪回避に成功した悪役令嬢は婚約破棄でスカッとする~結局何もしていません~
『完結●ざまぁと断罪回避に成功した悪役令嬢は婚約破棄でスカッとする~結局何もしていません~』はサクッと読める全4話

●元祖・ヅラ魔法●
バナークリックORタップで目次ページ
悪役令嬢、ヅラ魔法でざまぁする【読者様の声を反映:改訂版】
『悪役令嬢、ヅラ魔法でざまぁする【読者様の声を反映:改訂版】』はサクッと読める全5話!

●全12話●
バナークリックORタップで目次ページ
裏設定アリの推しの婚約者!?悪役令嬢はヒロインの登場を切望する
『完結●裏設定アリの推しの婚約者!?悪役令嬢はヒロインの登場を切望する』は初の〇〇〇作品です!

●全8話読み切り●
バナークリックORタップで目次ページ
婚約破棄の悪役令嬢、断罪回避に成功!しかし~これ、何エンドですか!?~
『婚約破棄の悪役令嬢、断罪回避に成功!しかし~これ、何エンドですか!?~』は雑草魂で断罪回避!

バナークリックORタップで目次ページ
婚約者のことが好きすぎて婚約破棄を宣告したバナー
断罪の場で自ら婚約破棄シリーズ第二弾
『完結●婚約者のことが好きすぎて婚約破棄を宣告した』一気読みがおススメです☆

バナークリックORタップで目次ページ
断罪の場で悪役令嬢は自ら婚約破棄を宣告してみた~回避成功編~
読者様の声に応え『完結●断罪の場で悪役令嬢は自ら婚約破棄を宣告してみた~回避成功編~』続編公開&完結!

バナークリックORタップで目次ページ
完璧悪役令嬢は25人に振られ断罪回避に成功する
『完結●完璧悪役令嬢は25人に振られ断罪回避に成功する』
ペルソナQ、メダロットのあかうめ先生描き下ろし表紙絵

●怒涛の展開を楽しめる!●
バナークリックORタップで目次ページ
断罪終了後に悪役令嬢だったと気付きました!既に詰んだ後ですが、これ以上どうしろと……!?
『断罪終了後に悪役令嬢だったと気付きました!既に詰んだ後ですが、これ以上どうしろと……!?』断罪終了後シリーズ第一弾。本家本元!

●ラストは仰天展開!●
バナークリックORタップで目次ページ
ずぼらな悪役令嬢×空から降って来たヒロイン=溺愛ルート??
本編全20話『ずぼらな悪役令嬢×空から降って来たヒロイン=溺愛ルート??』

バナークリックORタップで目次ページ

モブなのにフラグ回避・やり直し・イベントがあるなんて、聞いていないのですが……(焦)
『モブなのにフラグ回避・やり直し・イベントがあるなんて、聞いていないのですが……(焦)』
オススメ!

●じれじれ溺愛系●
バナークリックORタップで目次ページ
聖女ではありませんでしたが、聖騎士様に溺愛されそうです
『完結●聖女ではありませんでしたが、聖騎士様に溺愛されそうです』
もお楽しみください!

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ