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66話:あのイベントをやりたいのです!

 ホリデーシーズンが終わり、街中を飾っていた装飾品も片付けられ、日常が戻る。それでも今は、社交シーズン。日々、舞踏会や晩餐会が、いずれかの貴族の屋敷で行われている。


 ただ、大きなイベントは何もない。


 フラワーフェスティバルも野外音楽祭も、その開催は、春。

 そう、間もなくやってくる二月に、めぼしいイベントは何もない!


 そこで前世を思い出す。


 二月と言えば……節分よね。

 豆まき!

 年齢の数だけ豆を食べた記憶がある。

 そうそう。恵方巻きを食べるなんてこともしていた。


 懐かしいわ。


 でも二月の最大と言えば、やはりバレンタインデー!


 そのバレンタイン。


 日本では女性が男性にチョコレートを贈る習慣がすっかり定着していた。

 その一方で、友チョコ(友達同士で贈り合うチョコ)、マイチョコ(自分で食べるためのチョコ)、ファミチョコ(家族に贈るチョコ)などもあり、もはや何でもありではあったけれど……。それでもやはり主流は、女性から男性へチョコレートを贈る、だった。


 ただ欧米では、男性が女性にバレンタインの日に、ディナーや花を贈ることが多いと聞いている。


 バレンタインに気になるメンズからチョコレートをもらう。


 それは少し憧れがあった。


 そして転生したこの小説の世界。

 西洋風の世界観なのだ。

 バレンタインはどうなっているのかというと……。


 ない。


 ないんです! バレンタイン自体が!

 これにはビックリ。

 どうしてこの小説の作家はバレンタインをスルーしたの?

 ゲームなどでは定番イベントなのに。

 作家の中で、何かトラウマ級の黒歴史の思い出が、バレンタインにあったのかしら?


 もしバレンタインが存在していたら……。


 婚約中の学生のジェラルドが、照れながらチョコレートをくれたかもしれない。

 幼いブルースがお小遣いを貯め「お母様にチョコです!」とプレゼントしてくれたかもしれない。


 これといったイベントのない二月が、バレンタインがあるだけで楽しくなるのに~。


 ちょっと待つのよ、私。


 私は社交界で、その名を知られるフォード公爵夫人よ。

 私から情報を発信すれば、ちょっとしたイベントを成立させることができるのでは!?


 ならば。


 次のお茶会の席で提案し、二月にイベントを作ってしまおうではないですか!


 ◇


 まさかこんなにうまく行くなんて!


 二月に何かイベントが欲しいと思った私は、お茶会のために集まったマダムにある提案をした。するとマダム達は「面白そう!」と強い反応をしてくれたのだ。


 最初はそのまま「バレンタインデーをやりましょう。チョコレートを贈りましょう」と提案することも考えた。だがそうなると「バレンタインとは何ですか?」になる。そこで私が、「ローマ皇帝クラウディウスが~」と話しても、マダム達は皆、「???」だろう。この世界で存在しない国、皇帝、聖人の名前を出しても、意味不明だと思うのだ。


 前世の史実に基づくバレンタインを広めることは、難しいとすぐに悟る。


 事をややこしくしないため、シンプル・イズ・ベストで提案することにした。


「この季節、舞踏会や晩餐会は日々あります。その一方でフラワーフェスティバルや野外音楽祭のような、ワクワクするイベントは、春までありませんよね。そこでこんなイベントはどうかしら?」


 この国ではまだ高級とされるチョコレート。

 このチョコレートを二月十四日に大切な人に贈る。

 チョコレートは高いので、誰かれ構わず、渡せるわけではない。

 本当に心から大切だと思うただ一人に、ハートをモチーフにしたカードと共に贈る。

 つまりハートを贈る=愛を贈る日というわけだ。


 名付けて『Heart-Giving Day』(ハートを贈る日)!


 これはマダム達が面白そう!と反応。

 あっという間に社交界で広めてくれた。


 それから数日後。


 夜、寝室に来たジェラルドはご機嫌で口を開く。


「キャサリン。聞いたよ。君が面白い遊びを仕掛けたと」


 そう言うと、肌触りのいいダークグレーのガウンを着たジェラルドは、ソファに腰を下ろす。ローズ色のガウンを着た私も、彼の隣に座った。


 そしてこう思う。


 遂にジェラルドも『Heart-Giving Day』のことを知ったのね!――と。


 お茶会仲間のマダム達が、『Heart-Giving Day』について広めてくれていることは分かっていた。それがどれぐらい広まったか知るのは、家族の反応だと思っていたのだ。


 ジェラルドが私から聞くのではなく、外でこの情報を知ったのなら、『Heart-Giving Day』は王都全体には広まったかもしれない――そんな風に判断するつもりでいた。


 ところが!

 ジェラルドから予想外の話が語られた。


「『Heart-Giving Day』ではチョコレートとカードを贈るのだろう? おかげでカカオの需要が高まり、わたしの傘下の商会も、軒並みカカオの販売で大きな利益が出ている。しかも例年この季節、動きがないグリーティングカード部門の売り上げも、いきなり急上昇だ。『Heart-Giving Day』を提唱したフォード公爵夫人にあやかりたいと、よそでもカードなんて買えるのに、フォード公爵家の商会で扱うカードが欲しいと、店に客が殺到しているそうだ」


 なるほど。イベントを生み出すことで、商機ができたということね。

 それならばもっといろいろできるのではないかしら?


 例えばカメオのモチーフになりそうな、私の横顔のシルエットのマークを作る。このマークをシールにして、ジェラルドの商会が運営するチョコレートショップの商品に貼るのだ。カードに対し、『Heart-Giving Day』を提唱したフォード公爵夫人にあやかりたいという発想があるのだ。それならばシールを活用し、フォード公爵夫人の『Heart-Giving Day』用おススメチョコレートにできないだろうか。


 そう思い、ジェラルドに聞かせると、彼は真剣そのものの表情で、話を聞いてくれた。


「なるほど。原材料のカカオだけではなく、チョコレート自体の売り上げもアップさせる施策か。これは……カードでの実績を踏まえても、当たる気がする」


 ジェラルドのこの読みは正解。


 シールの効果は絶大で、シールを貼付以降、王都のお店では軒並みチョコレートはソールドアウト状態が続いていた。しかも偽造シールまで出回ったのだ!


 偽造シールを発見したジェラルドは、実に効果的な対応を行った。偽物シールの差し止め裁判を起こす代わりに、シールを貼る予定の商品を審査。合格品には正規のシールの別バージョンを渡し、使用料を払わせることにしたのだ。


 この対応により、偽造シールは市場から消える。代わりに使用料を正しく払った、公爵夫人シール付きチョコレートが数多く販売されることに。しかもシール付きチョコレートは、王都だけではなく、大きな地方都市でも販売された。


 『Heart-Giving Day』について、新聞で取り上げられた点も大きい。もはや王都での貴族のお楽しみイベントの域を超え、全国区で盛り上がりを見せつつある。


 ジェラルドは「キャサリンのおかげで売り上げが落ちる二月がその逆になっている。しかもまだ月の半分なのに、この利益! キャサリンが賢妻で助かる」と大喜びだった。


 そして遂に『Heart-Giving Day』を迎えた!

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