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2話 消えた妻

※ 本小説はmixiの日記にて投稿された内容のため、『日記』と題していますが、日記形式ではいことをご了承ください。

あー、今日はついてない。

パチンコに出かけた僕は、案の定、いつものどおりの惨敗ってやつだった。

ほんのわずかに残った玉で、僕はライターと交換した。

5万円もつぎ込んで・・・高い買い物だよな・・・


いつもと同じように後悔した気持ちで歩いていたせいだろう、帰り道、なんだか無性に妻に会いたくなった。妻は家でせっせと家事をしているんだろうと思うと心が痛んだ。妻だけを働かせて・・・僕は最低な夫だと思う。結婚式の時に、「生涯、紗枝を守り続けていくよ」と言った言葉は嘘だったんだろうか。いや、今でも、その気持ちに揺るぎはない。ただ、実行に移せない自分に腹が立った。


アパートの玄関前につく。なんと言って、妻に声をかけようか・・・いつも、家事ばかりさせてごめん・・・月並みな言葉しか思い浮かばなかった。休日に一人で出かける僕を笑顔で「いってらっしゃい」と送ってくれる紗枝。いつも、疲れさえ見せずに美味しい晩御飯を作って待っててくれる紗枝。この、玄関を開ければ、いつものように紗枝が出迎えてくれるだろう。僕は、ゆっくりとドアノブに手をかけた。


鍵が開いている・・・・

ゆっくり扉を開けた先の部屋に、妻の姿は見えなかった。


その時、後頭部に激痛が走った。

意識が遠のいていく・・・・・

紗枝・・・・・・・

どこ・・・に行った・・・んだ

                                           

                                                                            

つづく・・・・・

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