IQなにそれ美味しいの?
王宮では、今騒ぎが起きていた。なんと異世界からの転生者が召還されたのだ…がしかし!
「おい...何かの手違いか?」
「そんなはずはありません……」
「あり得ない……」
目の前では大勢の人が困惑していた。
きっと俺の能力が凄すぎて困惑しているに違いない。まあ溢れ出るオーラてのは隠しきれねーからな!
「こやつ……」
「この人……」
「このご仁は……」
「「「バカすぎる!」」」
言葉はわからないがきっと俺をスゴイ称賛してくれているのだろう!
当の本人は気づいていないが この高校生、八鹿安保は日本一のおバカであるのだ!
なぜこんな状況になったのかは少し前に遡る必要がある…それは遡ること2時間前の出来事だった。
俺はいつも通り学校へ登校し授業を受けていた。
(なんか今日もだりぃなぁ〜)
とか思いながら適当に受けてる時、急にクラス中がざわめき始めた。
「どうしたんだ? ウンコでも落ちてたか?」
文字通りクソみたいな質問をすると後ろから声が返ってきた
「そんなわけないだろ…」
「あっ! 秀哉!」
「やあ安保くん おはよう!」
こいつは汀良 秀哉は天才だ。なんでもIQは180くらいあるとかないとか?まあ俺はIQ53万あるからまだまだだね!
凄いやつだけど、どんなやつにも優しい。そんで俺の心の友だ!
「まったく朝から何なのよ。また八鹿くんが何かしたの?」
「いいんちょう!」
彼女は委員長!名前は忘れた!以上!
「違うよいいんちょう!俺も今来たところ!きっとデケーウンコがあったんだよ!」
「そんなわけないでしょ!まったく……汀良くんも笑わないで!あなた頭良いのになんでこんなのとつるんでるのかしら……」こんなんとはなんだ!こんぐらい普通だろ!
そんなやり取りをしつつ教室の中を覗いてみると教室の机と椅子がが消えており床に魔方陣が描かれていた。
「なんだこれ?すげーな!俺もウンコの絵でも描こう!」
「ちょっと八鹿!やめなさい!」
「安保くん!ちょっと待って!」
二人を無視して魔方陣に入ると
「なんだこれ!?」
「ちょっと……嘘でしょ?」
「うわああああああああ!!!」
などと混乱していると急に足元が光り出した。そして視界が消え…
「…◇▽▼…◆●…」
なんか聞こえる…昨日期限ギリギリの牛乳を飲んだからか?
目を開けるとそこは大きな広間で明らかに人種違う人々がいた。
「これってもしかして…異世界転生てやつか!?」
と言ってみたけどまさかね俺もそこまでバカじゃねーのよ恐らくドッキリだな?
まあここは気を利かせて乗せられてやろう!
それはそうと俺はアメリカ語はさっぱりなんだが……
おっ王様ぽい人が何か言ってる?
隣からえっちなおねえさんが水晶をもって来て俺の前に差し出す。漫画で見たことあるぞ!手をかざせばいいのか!
おねえさんが持ってきた水晶に手をかざすと光りはじめ水晶に何か表示された。恐らくここはおきまりのステータスかなんかだろう。なんて書いてあるか読めねーけどこれが最新のARてやつか!すげーな……!
みんなが表示されたステータスを見ているがすごく困惑した様子!それにしてもエキストラすごく多いな!
お!王様が何か言ってる!
うるさかった周りのお偉いさんが静かになった。
みんな俺の方をじっと見ている
これはきっとあれだ。テレビ的にもっとウケが欲しいんだ
「ったく…しょうがねーな!」
見せてやるぜ!俺の25の特技の一つ!
秘技!裸おどり!
その日俺は地下牢にぶちこまれた……