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残り327日、金欠。

長めです。

途中自分でもよく分からないことが書かれてますが理解したい方は自分で例えを用意して考えてみてください。(責任放棄)

どうでもいいって人は軽く流してネ。

その部分は多分見れば分かります。ハイ。


では本編。


突然だが、今金欠である。


理由としては、メイさんをスカウトする時に私の給料から差し引いて支払われるので私の方には雀の涙程の給料しか入ってこないのだ。


住み込みで働いているので、衣食住揃ってて、特に欲しいものとか、旅行に行く予定も無いので特にお金が必要な時が無かったのだ。


何故今になって、お金が必要になったかと言うと、ペットを買いたくなったのだ。



前にお嬢様の我儘に答えるべく、商店街に行った時にペットを売っているお店を見つけてしまったのだ。


猫や犬は、アレルギーがあると怖いので飼わないとして、何にしようか悩む。


それで良い動物を見つけたのだ。

その名はアルマジロ。

遠くから来たのか、「犰」と書いてあった。


ちなみに爬虫類ぽい見た目だが、哺乳類である。



……まぁ、高いからお金ないし、餌代もかかるから諦めたけど。


この地域には動物を捕獲するには資格が必要なのだ。

だから自分で捕まえるのは不可能である。


だが、しかし抜け穴は存在する。




魔物を捕まえればいいのだ。


動物と魔物の違いは何かと言うと誕生の仕方が違う。

動物は普通に繁殖するのに対し、魔物は魔素溜り……

つまり魔力がとても濃いところで生まれる。



体が魔力で作られているというのが正しい。

しかし、実体はあるし性質も魔力と全然異なる。


ちなみに動物とは生態が全く異なる。

餌は魔力。

魔力以外にも食べているがよく分からない方法で魔力に変換しているらしい。


解剖や研究の結果、その事実が分かったらしいがそれを再現しようとすると今1年間国で使っている魔力の約100倍、つまり100年間分の魔力がその機構を動かすのに必要。


さらにコストで言うと国家予算の5年分が制作費に、維持費、触媒となるものを含めその他の経費で1秒当たりの換算で国家予算1年分になる。


人間の体の構造を作ろうとすると工場が下手な貴族の所有する私有地と同じくらいの広さが必要らしいのでそう考えると少し納得。


話を戻すと、生まれる種族や周りの環境によって異なるが、基本的には群れないし、協力するというのも余程賢くないと出来ない。


ちなみにどの種類の魔物が出現するかは分からない。

しかし、何故か地域によって出現する魔物が違う。



最近、我が国では魔物による大きな被害はない。

なぜなら未来予知の魔法があるから。


未来を観測してしまったらその被害は止められないのでは無いかと思うだろうが人間はもっとずる賢い。


確かに最初はどうにも変えられない、どう動いても結果的にそうなる運命にあるし、その変えようとした行動自体も予知されている。


マクロな物事は確定していて、それに関係するミクロな行動も確定している。

それよりミクロの行動も確定している……

それがずっと続いている。




分かりにくいと思うので例えると、

火山が噴火して大被害が出るという物事までを観測したとしよう。

この時点で火山が噴火するということは確定している。

何をしようが結果的には大被害を被る。

これがマクロな物事。


それに関連するミクロの物事、つまりその周りで起きている、行動している物も確定する。

例えばその範囲にいる人を避難させようとする。

そして行動しようとしていることも確定している。

だがしかし、それが叶わないという事も確定している。

だから結果的に同じ結論になるし、それの行動自体も最初から決まっている。



ただマクロやらミクロやらよく分からない単語だったり、マクロが先かミクロが先かみたいな卵と鶏のどちらが先かのような問題だったりなどがある。


なので一般的に説明されているのは「親殺しのパラドックス」の応用のようなものである。


つまり親殺しのパラドックスと似ていると考えるという事。

親や祖父母を殺そうとしても成功しない、もしくは他の世界線が生まれるだけという考え方である。


要するに過去で何を変えよう、または変えようとしてもと結果は変わらない。


それと同じで観測された未来を変えようとしても変わらない。

最初から確定された未来を辿るだけになる。


という解説になる。


……これだけ、さも正しいかのように話したがこれは今のこの世界での考察に過ぎない。


もちろんこれでは矛盾してしまうことが多い。

しかし、今まではその通りになっていた。

だから未だにこの説が濃厚なのである。


というよりぶっちゃけるとよく分からないがそうなっているから聞こえが良いように誤魔化しているような感覚に近い。


まぁそれは置いておいて、観測するまでは物事は確定しない。

これを悪用して、あえて全ては観測せず大きな出来事にだけスポットを当てるように魔法を進化させている。


その結果、何時どこでどんな魔物が出てくるのかだけを観測する。


正確に言うと魔法によって途中の計算をぶっ飛ばす、または見ないこととしている……らしい。


この魔法を作った国立機関の人たちもよく分かってないから説明のしようがない。

トライアンドエラーで頑張ったそうな。


大分脱線したが話を魔物を捕まえるという所までは戻そう。

どんな魔物を捕まえるか……


悩みに悩んだ結果、梟のような魔物を捕まえることにした。

理由は「オルパスオウル」という魔物が欲しいからである。


この魔物……梟は夜目もきき、昼もしっかりと見えるというどの時間帯でもしっかり目が見えるという。


他の梟は目が良すぎるがために昼間は目を細めるなど苦労してそうだが、この梟は目の構造が違う。


昼は黒色の目をしているように見える。

しかし夜は少し青みがかった白色の色に見える。


研究によると目に薄い膜を張ることで光の透過具合を調節しているそうだ。


ちなみにこのオルパスオウルは聞きミスや言いやすいように言い換えたことでによって我が国特有の名前になった。


正しい発音はアウルだそう。



明日は休暇を貰っているので明日捕まえに行こう。

いつもは休みでもお嬢様に付き合っていることが多く、休みが休みではないので少し新鮮である。


あれ?なんかお嬢様が私の方へ少し不満げ、且つ寂しそうに向かっているとの報告が……



え?何も話してないのにバレたの?


バァン!


そんな音が聞こえた。



「えっあっ、お嬢様?私は貴方と過ごしていr……」


「ルルのバカぁ!」


「ぐへぇ。」


「もうルルなんて、知らないっ!」





お嬢様の全力タックルをお腹に受けた哀れな執事は、変な声とお嬢様の不満を残して撃沈したのであった。

くわばらくわばら。



――残り326日――




作者ヽ(*`Д´*||「おいルルその位置変われ!)

ルル「え?嫌です。変態に譲る気はありません。」

作者「その意気や。お前お嬢様を悲しませるようなことはするなよ!」

ルル「え?あっはい(なんやこいつ)」


少しルルがいいなぁと思いつつもやっぱり2人で幸せになって欲しいなとも思う情緒不安定な作者でした。

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