表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/6

残り329日、新年最初のお仕事。

3日以内とは……


3のところに鏡置いたら8だから(?)!


……えっ?それでも足りない?

じゃあまたそこに鏡を置いたら……って無理か。


実は前回の時に既に進捗7割だったんですけどね…

今更ですが不定期更新です。

暖かい目で見守って下さい。


今日の私の仕事は、昨日のパーティーで使用したものの片付けから始まる。


ほとんど片付いているが使用した屋外用テーブルを倉庫に戻すことや乾燥した洗い物の片付けは残っているので、それをやらなくてはいけない。



ちなみにお嬢様の誕生日は12月31日なので、一日経った今日はお正月だ。

私はお正月の準備もあるので、早めに起きて片付けをする必要があった。



なので本日は4時半起き。

そんなことを考えているうちに片付けが終わった。

お嬢様が起きるのは8時半頃、だが今日は7時に起きてもらわなければいけない。


初詣に行く必要があるのだ。

代々正月に初詣に行くのが慣例となっており、未来予知を始めてからは次に魔法を使う人が初詣に行くことになった。


それも山奥にあり、この場所はどんな立場の人であろうと歩いて行く必要があるので、お嬢様の体力も考えてこの時間になった。


ゆっくり午後にいけばいいじゃないかと思うかもしれないが、神社にあるお神酒が午前中にしかおいていないため……というか大人がすべて飲み干しにかかるため早めに行かなくてはならないのだ。



さっき、ゴミを捨てに行ったら大分雪が積もっていた。


今の時刻は6時、まだ時間に余裕があるので忘れ物がないかチェックして、水筒やお供え物を準備する。


ちなみに今はだいぶ雪が積もっているのになぜ昨日屋外である庭でパーティーを行えたかというと、結界が張られているからだ。

結界は雪、雨などを通さない、そして気温も伝えにくい仕組みになっているのだ。



準備も完全に終わったのでお嬢様の通る道の確保をしに行く。

大通りまで出れば雪かきはしてあるのでその道までの雪かきをすればいいということになる。

魔法でやることができれば早いと思うのだが、世の中そううまくはいかない。


炎魔法で溶かそうにも溶けた水が凍ってしまうと転倒の危険性がある。

それに雪の下にあるかもしれない作物や花を傷付ける可能性があるので結局手作業になる。


そして雪かきが終わったのは7時少し前、急いでシャワーを浴び、着替える。

そしてお嬢様の部屋の前に立つ。



お嬢様を起こすのは私の仕事ではない。




……遅い。

すでに予定の時刻より10分経過している。

もしかして先に着替えだけしているのかとも思ったがよくよく考えれば部屋から出ていないことからそれはないとわかる。


今日は着替えを別の場所で行う。

だから駄々をこねているのではないだろうか。

お嬢様に失礼な気がするが、口に出してないのでセーフ。


……ちなみに部屋の中の会話は聞いていない。

長年この仕事をやっていると聞いた方が不都合な時もあるので右から左に流す技術を身につけるのだ。

そう例えば、ガールズトークとか……


聞いた上で聞いてない振りをするのは難しい。

本当はそうした方が良いのかもしれないが、どこかでボロが出るのだ。


まぁ、魔法で記録自体はしているのだけれど……

バレなきゃ犯罪じゃないのだよ。


そんなことは置いといて、流石に時間が押し始めるのでドアをノックする。

すると、メイドさんだけが出てきた。


「お嬢様は?」


「ご起床なさってはいますが……初詣が嫌だとおっしゃってベッドに引きこもっています。」


「はぁ。仕方ないですね。入っても?」


「すみません。お願いします。」


あまり褒められたことではないがお嬢様の部屋に入る。


「お嬢様おはようございます。」


「おはよう、ルル。正月くらいのんびりしてもいいと思わない?」


「そうですね。それよりいいお日様が既に登っていますよっ!」


そう言ってカーテンを思いっきり開けた。


「眩しい!何するのよ。私寝起きなのよ!誰かに見られたらどうするのよ。」


「その時に責任を負うのは私ですから。それより、誰かに見られる前にお着替えになっては?」


「もう!仕方ないわね。上手く丸められた気がするけど……早く案内して!」


「分かりました。」


今日のお嬢様はいつにも増してツンツンしてる。

まぁ、お嬢様の着物姿は大変可愛らしいので私は構わないのだけれど……


「ルル!見てっ!」


着物姿でドヤるお嬢様は大分機嫌が直っている。


「お似合いですよ。とても可愛いと思います。」


「綺麗の間違いでしょ!」


「はい。大変綺麗でございます。」


「なんかムカつく。」


その後は何事もなく全ての予定をクリアし、疲れ果てたお嬢様はご就寝なさった。


――残り328日――



所々敬語になってないことがあります。

……敬語って難しくないですか?


多目に見てくださいm(*_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ