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プロローグ〈伝説の物語の始まり……かな?〉

がんばります。

陽月ようづき 魔琴まこと





「いいか魔琴、魔法と魔導はまったく異なる物だ。魔法とは神に与えられた、自分の魔力を使

い理【ことわり】を書き足すことだが、魔導とは自然の魔力を使い、理【ことわり】自体を書き換え、世界の記憶【アカシックレコード】に接触することだ。」


これは魔琴の父が魔琴が6歳になるまで、ずっと言い続けたことだった。

魔琴の父は、魔琴が6歳の時、仕事中に部下をかばって深手を負い、亡くなった。

魔琴の父は有名な魔術師だった。


そして、魔琴の母も、魔琴が8歳の時、魔物に襲われ、亡くなった。



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《2年後》


「父さん、魔法は本当に必要なものなのか?俺には分からないよ……。」


「でも、魔法科学校には行くよ…それが父さん達との最後の約束だから……」


少年は、もう魔法がなぜ必要か、まったく分からなかった。



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御上みかみ 麻耶まや



「すまなかった、俺は…俺は…!!」


「もういいよ…いまさら何をしても、お母さんは帰って来ないんだから…。」


「でも…俺は…なんで……」


麻耶の母親はとても美しい女性だった、優しく、おしとやかで、


母と麻耶はとても仲の良い親子だった。

父はとても忙しく中々帰ってこなかった。


そんな中、母が病気で倒れた…

麻耶は毎日、病院に行っていたと言う。


だが、父は病院に一度も来なかった。


そして母はついに亡くなった。


「お母さん…私…お母さんが言っていた学校に行くよ」


麻耶は母から、よく母が行っていた学校の事を話されていた。


母は、学校で友だちと話したこと、冒険をしたこと、そしてお父さんとであったこと

色々なことを話されていた。


その中で麻耶は学校に行くことに憧れていた。


そしてお母さんとの思い出のために………


そして母もそれを望んでいた。




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孤峪こたに 誠邪せいや



「兄さん…なんで…こんな事を……。」


その日、少年が見たのは…いつもの食卓ではなく………


「クックック」


血塗られたリビング、割れた鏡、砕けたガラス……そして……


真っ赤に染まった両親の死体………


そして、…その上に立つ、兄………


「ねえ…嘘だよね?……兄さん……。」


「ハッハッハ、これか?、これをしたのは俺だが?」


「そんな……」


「悔しいか?、悲しいか?…なら俺を恨め、憎しめ‼」


「今のお前など殺すに足りん、俺が憎いなら、殺したいなら、俺を憎み、強くなって見せるが良い。」



少年は兄が窓から出るまで動けなかった………




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「……兄さん…俺は兄さんじゃない……兄さんが憎しみで強くなるなら……」



「……俺は、……仲間を集めて強くなる‼」


少し頭がおかしいかも……………。



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これがのちに、伝説の魔導師として、語り継げられる者達の始まりの物語。


一人は、亡き、父親達との約束を守るために…。


一人は、母の望みを叶えるために……。


一人は兄の考えを、否定する為に………。




三人は魔法科学校に向かうのだった………大丈夫だよね?…






なる………………かな???


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