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因果応報の素晴らしい面

作者: セロリア

今まで怖さを書いてきましたが、今日は素晴らしい面を描きたいと思う次第です。


決して良い映画を見て泣いたからその流れでとかではないです。


・・。


白状します。


プラネタリウムというアニメの映画を見てですね、あのですね、そのー・・。


ゴホンゴホン、さて。


確かに悪い事は続く、連鎖は続く。


反対に良い事は続く?


続かないと思う事でしょう。


誰しもが続かないと。


答えましょう。


続くか、続かないかは問題ではありません。


人は老いる。


世界は?


新しく街並みが出来ていく。


便利になり、豊かになっていく。


何故?


『子供達』です。


人は否定をしたがる生き物。


子供達は本能に忠実です。


大人達にいつも問いかけます。


なんでえ?ねえ?なんでえ?  とね。


大人達は答えに大抵困ります。


それは数学の公式のように、ただ覚えただけの答えだから。


子供達は公式の内容を聞いてきますが、大人達には解りません。


そこで、質問を終わらせ、そういうモノなんだと、ただ覚えれば良いんだと、そういう子供もいれば。


かたや。


しつこい。


かなりしつこい子供もいます笑笑。


その子の親はさぞ苦労する事でしょう笑。


しかし。


私は思う。


そういう子供の親になれたのは奇跡に近い幸運であると。


何故ならば、世界を終わらせない為に子孫を残すのならば、それが真の目的ならば。


受け継ぎ、進化させてくれる子供の魂の方が価値があります。


人類に、地球にとってのね。


勿論、わざと価値という言葉を使いました。


私は綺麗事は言いません。


無価値な子供もいます。


それは事実。


仕方ありません。


だからこそ、宇宙時代を切り開き、築いていける賢い魂が必要なのです。


個人の話の世界では確かに老い、貧困、この二つが最重要難問となります。


変わりに。


引き換えに。


未来を。


個人で見れば、子供の不登校、いじめ、貧困、引きこもり、どうしようもありません。


いつか子供に殺される。


警察に何度も相談していたとニュースでありました。


しかし、海外に目を向けてみましょう。


するとどうでしょう?


パソコンって何?


そういう子供達が増えています。


普通にロボットの犬や、小型アンドロイドと友達になる子供達。


当たり前が変わりつつあります。


私が何を言いたいか解りますか?


あなたの子供が世界を変えなくても、他の子供が世界を変えます。


え?


それじゃ親が自慢出来ない?


そこが落とし穴なんです。


金、名誉、地位。


そんなモノの為にそういういわゆる天才の子供達が頑張るとでも?


ははははは。


笑ってしまいます。





          『役に立ちたいの』





これだけです。


恥ずかしい。


恥を知るとはこの事ですね。



最初の話に戻りましょう。


因果応報の連鎖の話に。


不幸、幸福。


これらが続かないか、続くかは問題ではない。


そう言いました。


それは個人の事だからです。


世界は個人で出来ている。


確かに。


しかし、私とは論点が違います。





      『世界の為に個人がいる』




因果応報を個人のレベルで話すのは簡単であり、幼稚です。


個人主義な人程に、金、名誉、地位を欲しがります。


そして、それが掴めない=不幸となり、その結果論として因果応報の話題を持ち出す。


全く話にならない。


私は金、名誉、地位を掴めない=不幸とは思わない。


その無理に掴もうとする事自体が既に、因果応報の負の歯車にかかっていると、何故思わないのか。


式を解こうとする姿勢から既に間違いだという事に何故気づかないのか。


もう一度言います。


あなたの子供がやらなくても、誰かの子供がやります。


そしてそれは自主的に、淡々と、粛々と、行動を開始していきます。


その子の親は何もしていません。


誓っても良い。


塾に通っていたなら、それは親が通わせているのではなく、子供が行きたいから行っているだけです。


子供にやりたい事はないのかと聞いてみてください。


もしも、無い、役所公務員、そう言ったとしたら。


その子を殺したのは、親である『人間』である事。


その子は死にました。


悲しい事ですが、親は離れた方が良いです。


その後いくら好きに生きて良いんだよと言った所で何も。


命令を待つだけの人形です。


ゲームや、スポーツやらの『遊び』には親の言う事をきかず、はしゃぐでしょうね。


しかし、事、真剣な将来の話になると、態度は一変。


親の命令待ち。


・・。


そして、親の命令通りに動いて受験失敗、就職失敗。


結果引きこもり、親は殺される。


・・。


よく言います。


子供にも責任があると。


私は断じて無いと思います。



本当に本当の根源。


人は教育が全て。


人を縛り、自由を奪った代償は計り知れない損失。


人を縛るのならー・・覚悟は相応にありますよね?


という話。


それこそ、殺されるという恐怖がある一室からだだ漏れしようが文句は言えませんね。


人を縛るという事はそういう事です。


これが因果応報の、まあ、世間一般的な正体です。


おっといけない、素晴らしい面、でしたね。


先程も言いました通り、個人の話では不幸話が多くなるのは当然の事。


人は老いる。


相続税。


お金も続かない。


個人の枠を飛び出した時に、初めて因果応報の素晴らしい面が見えます。


誰かが閃き、作曲し、歌手が惚れ、歌いたいと言い、契約し、その歌が誰かの研究姿勢を改めさせ、ノーベル賞を受賞。


極端かつ、単純にざっと書きましたが、こういう事です。


才能は使命です。


親は何をしにこの世に生まれたの?と小さい内から問いかけ、子供の口から出るヒントに従い、支えるだけ。


神様はいるんだと。


支え、結果が出た時に、きっと突き付けられる事でしょう。


地位、金、名誉、そんなモノに目を奪われず、子供を見た時。


子供を観察し、子供の話を良く聞き、何をやりたいかを良く話す。


それを世界中の親が10年やったとしたら。





ああ。


因果応報の素晴らしさが嫌でも解る日が来る事でしょう。



《END》

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