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11、一昨日やりました

「ねえ、シルリア。いきなりあんな魔法使って最後まで魔力保つの?」


「あの程度ならまだ50回は使えるわ。」


「すごーい!シルリアは王都守衛魔術師になろうとか思わないの?なったら要職

任されること間違いなしだよ。」


「辞めとくわ、面倒そうだから。」


さっきまで唖然という反応しか出せなかったティルは、その反動からか矢次ぎ早

に質問を浴びせてる。


「じゃあさ、今度図書館とか行かない?魔法に関する本とか結構あるよ。」


「えっ、そうなの!?じゃあ今度連れてってよ。」


あ、知識欲スイッチが入った。



「11時の方向、今度は四匹おるけどどうするん?」


またゴブリンを見つけたナッシュ。


「二人で自由にやっといていいわよ。」


知識欲スイッチが切れた。


「ナッシュ、実戦経験を増やしたいから俺にやらせてくれないか?」


「ええで、ほなピンチになるまで見守ることにするわ。」


「ありがとよ。」




※※※




向かって来るゴブリンは四匹。


悠斗は左手に短剣と右手にナイフを取る。


(伊達に一番の打順を持ってるんじゃないんだ)


訓練の動きを思い出しながら一気に間合いを詰めナイフを振り降ろす。


敵は持っていた包丁みたいなのでガードする。


なら、ガードを狙い下から上へ短剣を一閃。


ガードが浮く。


その瞬間にナイフを首に突き立てる。


―一匹目、終了


左から次のゴブリンが角材を持って走ってくる。


裏拳の要領で短剣を振るう。


狙うは手の甲。


手を斬られて角材を取り落とすゴブリンにナイフで袈裟斬り。


浅いっ!なら左で横に一閃。


腹を斬られたゴブリンがグェと気味の悪い声をあげる。


止めに左胸へナイフを突く。


―二匹目、終了


三匹目は俺のことを無視してナッシュの方へ向かう。


「テメェの相手は俺だ!」


そう言いつつナイフを投げる。


ナイフはゴブリンの肩をかすっただけだが、こちらを敵と認識させる。


そこへ短剣も右手に持ち変えて投げる。


短剣は左腿に命中する。


「後ろ!」


ナッシュの声に後ろを振り向くと四匹目のゴブリンが迫っていた。


悠斗は懐から短剣を取り出して棍棒を防ぎ左手でナイフを首筋に繰り出す。


―四匹目、終了


「何本剣を持っとんやねん」


助けようと近寄って来ていたナッシュが呆れたように言う。


「何本でもいいだろ」


そう答えて左足に剣を持っているゴブリンに止めを刺す。


―三匹目、終了



「………君達って、もしかして凄い精鋭部隊だったりする?」


「俺はともかくこの二人は強いと思うぞ。シルリアはさっき見た通りだし、ナッ

シュだって組合長だから」


「ユウトやって強いと思うで」


「俺はゴブリンを四匹倒しただけだって」


「倒す早さが十分早いて。それにティルちゃんにも剣一本貸していたから最低で

も五本か、そんなにもようさん剣を使う戦い方なんて初めて見たで」


「そうなのか?」


「そうだよ、強さも普通の騎士並に強いし。ねえ、ユウトも騎士にならない理由

とかあったりするの?」


「まだやること終わってないし定職はな…」


「そっか…」


ティルが溜め息をつき、一行はまた歩き始めた。




※※※



石葬雨(せきそうう)―」


またゴブリンの群れに雨が降り、血の痕だけが残る。


「これで2000程やな」


ゴブリン群はシルリアが一撃で消し、十匹以下のものは俺の短剣かナッシュの大

剣の餌食となっていた。


「もうそろそろ報告されてた分全部倒したんやないか?」


「うん、これくらいだよ」


「ほな帰ろか」


「うん………ってそっちは森だよ」


帰ろうと言ったナッシュが歩き出した方向にはたしかに森がある。


「ティルちゃんがいた村はこっちやろ」


「だけどもうすぐ夕方だよ。外獣が出るかもしれないし…。あっちに行こうよ、

遠くなるけど別の村があるから」


「外獣程度なら大丈夫やて」


「君達が強いのは認めるけど、スライムみたいな高位の外獣が出たらどうするの

?」


「スライムなら一昨日倒したばかりよ」


「え!?うそ。す、スライムを!?」


「俺は参加してないからシルリアとナッシュの二人だけでな」


「どれだけ強いんだよ。……ゃっば騎士になるべきだょ……」


「ん?何か言ったか?」


「ううん、何でもない」




※※※




森を抜けた四人が村に着いたのはちょうど日の入りの頃だった。


村長に終了の報告をすると心臓麻痺しちゃうのではないかと思えるくらい驚いて

いた。


ゴブリン2000匹狩るってそんなに難しいことか?


村長がティルに視線を向けて確認を取る。


ティルはその視線に頷く。


「こんなに早く終わるとは思ってもみませんでした。して感謝を込めて宴を催し

たいと思うのですが、どうでございましょうか」


超RPG風展開キターーー!!!


「どうでもいいわ」

姫の反応は予想通りで、


「面白そうやな」

こちらも口調から想像できる通りの性格だ。


そして俺はと言うと、

「わい一人やとつまらへんし一緒に行こや」


……参加が決定した。

残念ながら、テストのため本日より一週間ちょっと更新できなくなります。

愛想を尽かさずに一週間待ってくれると嬉しいです。

あと、評価・感想もお願いします。

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