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9、遠征 in お仕事

仕事の手伝いに少しなれてきた日のことだった。

手伝いと言ってもほとんどがシルリアの一撃の下倒れ伏していたため、俺の戦闘相手はもっぱら外の人形アウトドールだったが


それなりに整備された道を馬車が行く。

馬車に乗っているのは悠斗、シルリア、ナッシュの三人だ。


「悠斗はんも手伝ってくれはるんか、おおきにな」


なんだかんだで初めてあった日に自己紹介をしていなかったナッシュと一緒の仕事をするのは初めてだ。


ガタゴトと馬車は進んでいく。


その日は隣の街から支援要請が来ていた所に俺とシルリアは到着したようで、「お隣さんから支援要請〜。来る?」「行くわ。」という相変わらず少なすぎる気がする会話により仕事が決まった。


仕事内容はゴブリンの駆除らしい。


シルリアにゴブリンってどんなのだ?と聞くと武器を使うことの出来る雑食で二足歩行の害獣。と言われた。

こっちのモンスターも思い描いている通りのモンスターだろうと思う。……能力はシルリアが「外の人形(アウトドール)壊せるのなら十分。」と言っていたのでそこまで強くはないだろう。


「何やらゴブリンが大量発生しすぎて人手が足りへんようやわ。」



※※※



やっと目的地に着く。

俺たちに任されたのはこっちの街にも近い村5、6個とその周辺だ。


「あの…あなたがたがキセムからの支援部隊ですかの?」


尋ねてきたのは一人の老人。


「そやけど、なんや?けったいな事でも起きとるん?」


「三人だけで…」


「ま、相手はゴブリンやし十分やろ。」


「異常な程大量発生してるのですぞ。」


「何匹くらいかしら?」


「この辺りだけでも300〜400程は……」


「なら大丈夫よ、私だけでも一日に5000は狩れるから。」


なんとも頼もしいというか恐ろしい言葉。


「そんな嘘つかんでもええやん。」


嘘だったのか!?


「一日もあれば20000は狩れるやろ。」


……まあ、ある意味予想通りだが。




「君達本当にやってくれるの?」


疑いの気持ちを含んだセリフが突如投げ掛けられた。


活発そうなショートカットの少女のものだ。


村の住人だろうか?


「信用出来へんか?」


「いくらボクだって支援が三人だけじゃ疑っちゃうよ。」


この少女、職務怠慢ではないかと疑っているらしい。


「それなら、わたしたちはどうすれば信用されるのかしら。」


「ボクを連れてってよ。そして君達の働きを見て判断するから。」


「どうするんだ?」

「わたしは別にいいわよ。」

「わいもええよ。」

「ならいいか。」


悠斗、シルリア、ナッシュ、悠斗の順の発言。


「それじゃあ決まりだね。」


少女は見定めてやると言わんばかりの目をして、そう言った。

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