プロローグ
※※※
目の前に魔方陣が展開され、淡く輝き始める。
そして、その光は収束していき、人型となる。
光が消えると、一人の男が立っていた。
その男は口を開き、何かを言い………
………突然、右から全身に衝撃が来た。
※※※
朝、神凪 悠斗はフツーに朝食を食べていた。
「悠、本当に大丈夫なの?ずいぶん大きな音がしたけど…?」
と、心配してくれているのが母。
「にーちゃん何か夢でも見たの?」
と、興味心身で聞いてくるのが弟。
「ハハハ、悪夢でベッドから落ちたのか。」
と、笑っているのが父である。
三人の発言をBGMのように聞きながら、今朝見ていた夢を思い出す。
突然光が出てきて、それが人になり、混乱した俺が驚き慌てた、というベッドから落ちた原因である夢だ。
おかげで右側頭部がまだ痛い。
「大丈夫だよ。ごちそうさま。」
と、母の発言以外を無視しつつ、悠斗は学校へ行こうと席を立った。
※※※
電車の中、ようやく頭痛から開放された悠斗は、座席を手に入れたこともあってか、睡魔に襲われていた。
(ふわぁ……やべ…乗り過ごさない……か…な………)
遅刻を危惧し起きていようと頑張っていた悠斗だが、朝三時より鈍痛を奏でていた頭は休息を求めており、抵抗虚しく意識は薄れていった…
※※※
男は、仮想空間を作り出す。
そして、次にそこへ例の少年の意識を喚び出した。
男は、術の成功に笑みを浮かべる。
最後に転移魔法の応用で自分もそこに行く。
少年は自分の登場に驚いたようだ。
男は口を開き、
「勝手に巻き込んでしまいすまないが、君しか適合者はいないんだ。」
そう言い、少年と自分をこの世界から出して、仮想空間を削除した。
今後、王道系異世界ファンタジーから83度方向転換した作品を目標としてがんばりますのでどうぞよろしくお願いします。




