表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
倒されるべき勇者  作者: ロールほうれん草
1/11

プロローグ

初投稿です。がんばります。

「あ゛ぁー!あ゛ー!あうあぁぁ」


 ある村の家の中泣いている赤ん坊がいた。

 しかしそれに反応するものはそこにはいない。

 親どころか村人もいないのだ。


 その村に3人の人間たちが足を踏み入れた。


「うわっうるさ! 本当にいるじゃん」

「これほんとに赤ん坊なんですかねぇ。うるさすぎるでしょう……」

「黙れ、私たちは依頼された仕事をこなすだけだ」


 三人はしゃべりながらも音のする方へ向かっていく。


「やば……、ガチでうるせぇ、気持ち悪くなってきた」

「依頼を達成するまで我慢しろ」

「さっさと終わらせて帰りましょうよ」


 目的の家に着きドアを開ける。


 そこにいたのは一人の赤ん坊、いたって普通だ。

 角が生えてたりだとか人の形をしていないなんていうことはない。


 しかしおかしいのはその周りである。血が赤ん坊を中心にまき散らかされたように壁、床にへばりついている。

 けれど人の死体は見当たらない。


 不思議に思いながらも赤ん坊に目を向ける。


「はやく捕獲するか処分するか何とかしましょう」

「そうだな」


 三人は歩く、赤ん坊に向かって。


 1メートルまで近づいたところで足音は途絶える。

 そしてまた家の中いるのは赤ん坊一人となった。

 けれど赤ん坊は泣き続ける。いつまでも――

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ