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光を灯す。それが、何色であっても。 -短編集-

零れた歪む言の葉

作者: あるふぁ.txt
掲載日:2026/06/28

神は言った。苦しみも、辛さも、全て暖かく見守っていると。



民は言った。神を信じ続ければ、いつかは救われると。



私は言った。信じ続けても救われない、神は天から見下ろすだけだと。



家族は言った。神は我々を救うと。信じぬ者は世で生きてはいけないと。



民は祈った。神を信じれば救われると、そう信じていた。



私は嘆いた。神は私を見てくれていないと。



私は憎んだ。家族と私を引き剥がした、神を。



民は憎んだ。神を信じぬ私を。



私は呪った。私を独り残した彼らを。



私は祈った。神に少しでも暖かな未来を与えてもらえるように。



民は気付いた。神を信じても、自分で動かなければなにも起きないと。



私は信じた。家族を呪った神を。



私は消した。私を独り苦しませた者共を。









私は気付いた。信じたものは全て、偶像だったと。

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