八話
短いです。
次で改稿した話は最後です。
そして、次も短いです。
知るものがほとんどいない小屋の中、カルファス殿は、周囲を確認し、ここならば問題ないと判断したのだろう。小さく頷くと小屋に申し訳程度に置かれていた椅子に腰かける。
その後、しばし逡巡するように目を細め口を開き話を始めた・・・・・・
ーーーーーー初代の頃から続くであろう全貌の掴めない理への干渉者
ーーーーーーその者が天界にいるという可能性
それは・・・・
受け入れがたいことだった・・・・・
何もかもが信じられなかった・・・・・・
だが、すべてを話を得た次代の蒼紋天守は疲れ切った自嘲の笑みを浮かべており、それがかえって今までの話が真実なのだということを伝えてきた。
そう真実ならばこれは神界だけの問題ではない、神界・天界・人界、そして魔界すべての世界における問題だ。
・・・・・・答えは最初から決まっている。
「・・・・・・わかりました。
私もできうる限りの協力をいたします・・・・・・・」
そう答える自分の声がどこか遠くから聞こえてくるような錯覚を覚えながら途切れ途切れにそう答えるのであった。




