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精霊に癒されたかっただけ  作者: キファリス
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第三十四話 スキルスクロール


「そうだリリさん、〔ワーム(極小)〕って何に使うかご存知ですか?森で大量に手に入れたんですけど、使い道が分からなくて」



 2人とララさんの相談は暫く終わりそうも無いので、リリさんに森で大量に手に入ったワームについて聞いてみる。

 ちなみに森でシアさんにも聞いたのだが、『ワーム(ENEMY)の相手ならした事有りますよ?全長7mくらいの大きいやつです。しかしアイテムのワームは初めて見ました』との回答を頂いている。



「それは釣りの餌になるよ?」

「釣りの餌?」

「そう、ワームは5種類いて、(極小)(小)は釣りの餌、(中)は畑の肥料、(大)は一部のテイムモンスターの餌になるらしいよ?それと見た事のあるプレイヤーは居ないらしいんだけど、「馬鹿でかいワームは危険」って言ってたNPCが居たとかで、敵としても出てくるんじゃ無いかって話だよ」


 出てきますよ7mまで成長した立派なワームが敵として…



「ワームを沢山手に入れたならこれ買う?」


 そう言ってリリさんが俺に手渡してきてのは釣竿だった。


〈普通な釣竿〉(道具)

・耐久:250/250

・レアリティ:☆3

・品質:★3

解説:海釣りにも川釣りにも使える。リール付き。



「今なら〈釣り〉のスキルスクロールとセットで10000zだよ」

「スキルスクロールまであるんですか?」

「釣り師のお得意様が居てね、「釣りしてたら釣れた。もし釣りに興味のありそうな人が居たら売ってくれ」って言われて預かってた」

「スクロールって釣れるんですか?」

「多分趣味スキルだからじゃ無いかな?運営は戦闘が性に合わない人達にも楽しんでもらいたいんだと思う」


 

 釣りか…リアルだと何かと面倒だし、FWOの世界で気楽に楽しむのは有りかも知れないな…ゲームだから数時間粘っても坊主と言う事はないだろうし…


「買った!」

「まいどー」



 

今度ゆっくり釣りをしに行こう…


・・・どこに?



『それを考えずに買ったんですか…』


いやでも、釣り師の人が居るなら釣るポイントはあるわけでしょ?


『そうですね…釣れるかは知りませんが、始まりの町には西から東に川が流れていますし、南に少し行くと海が有りますから、お好きな所で釣ってみると良いのでは無いですか?』


海あるんだ…なら海釣りが良いな。

釣り中にモンスターが現れたらシアさんにお任せで。


『その代わりちゃんと美味しい魚を釣って下さいね?』


はーい。


◇ ◇ ◇


 せっかく初めてのスキルスクロールをゲットしたのだから使ってみようではないか。

 早速インベントリからリリさんから買った〈釣り〉のスキルスクロールを取り出す。

 スキルスクロールは巻物型のアイテムで、鑑定すると…


〈スキルスクロール(釣り)〉(道具)

・使用可能回数:1回

・レアリティ☆3

解説:使用する事でスキル〈釣り〉を獲得できる。



 使用可能回数に指定があると言う事は、複数回使用できるスクロールも存在している?

 


 スキルスクロールを開くと

《使用しますか?〈YES〉/〈NO〉》

と表示されたので、迷わず〈YES〉を押す。

 するとスキルスクロールは光となって俺の中に取り込まれた。


 



 




ab「「我々の出番が徐々に減っている気がする!」」

e「2人はまだマシじゃ無いですか、私なんて後書きにもろくに出れず、出れたと思ったら途中で台詞を切られt」

八代「大型アップデートの準備で忙しいんだから、ぼやいて無いでちゃんと仕事しろー」

ab「「はーい」」

e「・・・・」

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