6話 簡単に殺すやつはサイコパスだと思う
さて、次はチビボチゴブリンを討伐するんだが、武器は何にしようか
「うーん」
剣は重くてとても素人が使えるものじゃないしな〜
弓矢はなおさら素人が使うものでないし
「そうだ!銃を使おう!」
[サイレンサー付き45オート]
45オートまたはM1911A1は蛇の工作員や大泥棒を追う警部とかが使って愛されてる銃だ!使って間違いはないだろう。サイレンサーは趣味だ。
「ポンッ」という音とともに茶色のグリップの銃が現れた。
「よし!」
「重いな、えぇーっと弾は入ってないな、出さなきゃな」
実はカイト、FPSのゲームではサブ武器は必ず、45オートか、それに似たものと決めていた、この銃のモデルガンは持っていて、散々いじくりまわしていた
[45オート用装填済みマガジンx5]
「ポンッ」かちゃかちゃって音が鳴りマガジンが出て来た。
「あの木に撃ってみるか」
しっかり両手でグリップを握り、足は肩幅ほど開いて軽い前傾姿勢で10メートル程離れた木に狙いを両目で定め、人差し指の腹でトリガーを引き
ーーーーパシュッ!
「うぉ!反動でけーな、まぁあたったからいいや」
サイレンサーをつけているせいで音に迫力は無いが、ズドンッ!というしっかりとした衝撃が腕に伝ってくる
ーーーパシュッ!
「うーん...フォーティファイブは最高だなっ!」
「まぁ...これくらいでいいかそろそろ本番だ」
カイトはちょうどあの木と同じくらいの距離にいるチビボチゴブリンに狙いを定める
ーーーパシュッ!
変に力が入ってしまい狙いはズレ、ゴブリンの足元に着弾した
「ギッ!?」
「やべぇ!外した!」
足元に何か物音が聞こえ驚いたゴブリンが辺りを見回てカイトを発見し走り迫ってくる
「ギッ!ーーーz________」
「クソッ!!来るじゃねぇぇぇ!!」パシュッパシュッパシュッ!
「ピギャァァァッ!?」
パニックになり目を瞑って撃ってしまったが、最後の一発だけ奇跡的に足に当たった。
「はぁ.....はぁ......」
ゴブリンは足を撃たれ悶えている。
自分でしておいてアレだが、このままではカワイソーなので楽にしてあげなければ....
カイトは頭に狙いをつける今度は目を瞑らずこいつの死を見届ける。
ーーーーーパシュッ!
ゴブリンは力が抜けたかのように、していた動作をやめ、死亡した
「うーん、当たり前だが気持ちいいもんじゃないな生き物を殺すのは」
カイトは討伐の証拠になりそうなツノをとり
残りの2体も探し殺した。
【サラマギルド】
「どうだった?初依頼は?」
ジェーンが聞いてきた。
「まぁいい気分ではなかったな」
「だろうね...最初はみんなそんなもんさ、魔物とはいえ命を奪うのだし。ほら、受付行くよ。」
「本日はどのようなご用件で?」
「依頼達成しました」
「発注書と証拠になりそうなものはございますか?」
「これで大丈夫ですか?」
カイトは薬草とツノを入れた袋を渡した
「お預かりします........はい!大丈夫ですではこちらが報酬になります」
カイトは銅貨を20枚ほど貰った。
「お、2000ユードルか、あの内容にしてはなかなかもらってるじゃないか」
「2000ユードルってどれぐらいの価値なんだ?」
「うーん....お昼ゴハンには困らないぐらいかなぁ。んじゃ、お昼ゴハン食べよ〜、カイトの奢りで」
「え゛っそんな勝手な」
「にゃははは!かわいい女の子にお金を出させるつもりか〜?」
(う〜ん、しばらくお世話になるし、いっか)
「しゃーねーなぁ昼飯ぐらい奢ってやらあ!」「わーい」