4話 意外と勇気がいる
「ここだよ」
【サラマギルド】
若い剣士やいかにもプライドが高そうなおぼっちゃま風の騎士などいろんな人がいる。
開いたドアに気づいてこっち見るもいたが、とくに絡んでくる気配もなかった。
とりあえず一安心だな。
「受付はこっちだよ」
「本日はどのようなご用件で?」
仕事ができそうでセクシーなお姉さんだった
「この人の冒険者登録おねがい」
「冒険者登録ですか?では、この紙に血を一滴おねがいします」
「え ゛血ですか?」
「はい、体液ならなんでもいいのですけど唾液は汚いですし、涙はめんどくさいですので。専用のあまり痛くない針がございますのでそちらをご利用ください」
(いや血の方が汚いだろ!感染症とかあるし!それにその針絶対痛いやつだろ!ぱっと見注射器より太いぞ!)
「.........」
「覚悟決めなよほらほら、魔法で加工してあるからそんな痛くないはずだよ」
「いや、それでもむr」
「エイッ」プスッ
「う゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛!?あ゛んま痛くない!?」
「にゃははは!漢は度胸だよ!」
なんなんだこの猫
すると指から滴り落ちた血が紙につき、そこに文字が浮かび上がって来た
名: カイト
出身地: ニホン
年齢: 20
身長: 178
体重: 70
「カイトかぁキミ、カイトって言うんだね。そういえばわたしの名前言ってなかったね、わたしは《ジェーン》って言うんだ。」
「あ...あぁ、これからよろしくな、ジェーン」