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ボクらの異世界逃避行  作者: $
教団より愛をこめて
3/18

3話 とりあえず来ました

目がさめるとそこは街だった。

どうやら俺は広場のベンチで寝てたらしい。


さっきまでのことはただの夢か..そう思い辺りを見回すと、赤いレンガの建物、やたらうるさい露店街。

さながらドラ◯エや絵画で見たような風景が広がっていて興奮し立ち上った。


「うぉ〜!スッゲー!」

「ふぎゃ!?」

後ろからマヌケな声が聞こえた。

「いててて...」


どうやら俺に寄りかかって寝てたようだ。興奮してて気がつかなかったな...

「えーっと...だいじょうb..!?」


自分より歳が2〜3ぐらい下で茶髪の猫耳少女だった。

(モノホンか!?ピョコピョコ動くぞ!それに尻尾も!)

「あ...あぁ大丈夫だよ...」

少女は差し伸べられた手をしっかり掴み、猫らしく軽やかな身のこなしで立ち上がり、服の埃を払った


(とりあえずこの辺り周辺のことについて聞いてみるか?)

「あの〜突然なんですが〜この町、なんて言う名前ですかね?」

「へ?そんなことも知らないで生きてきたのかい?結構有名な町なのに」


「いや〜ごめん、ちょっとさっき頭打った?のかな?記憶喪失ってやつでイマイチここがどこなのかも分からないんだ」

テキトーに嘘ついた

「えぇっ!!キミこそ大丈夫なのかい!」

猫耳少女は驚愕の声をあげた

「う〜ん、正直この町どころかこの世界の右も左も分からないからなぁ、少し付き合ってくれるとかなり助かる」


「うん!いいよ!暇だし、まず、この町は【サラマ町】って言うんだ、この辺りは魔物が弱いから冒険者のスタート地点として、【始まりの街】とも言われてるよ」

「サラマ町かぁ...」

「ギルドに行くことをオススメするよ、ある程度の個人情報ならわかるから。ほらっ案内するよ」

「あぁ、ありがとう」

ーーーーーーーーーーーーーーー


知らない土地を歩くというのはとても楽しいことだ。

いろんな発見がある、景色だとか食事処やら、まぁ今はゆっくり観光してる暇なんてないけどな

ちょっと歩けばコンビニがあるような世界じゃないんだ


「それにしてもすごい熱気だなぁ」

(なんというか...中華街を思いだすな...)


「ここは冒険者が多いからねぇ、ほらもうすぐ着くよ」


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