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引きこもり妹と気まぐれな神様  作者: 成浅 シナ
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プロローグ

 

 この世界では『神』という存在が人々の間で認知されている。


 だが、現状『神』という未知なる存在が何なのかというのは具体的には知られていないようだ。


 幻想、救いの手、大昔の人が作り出したただの妄想……


 個人によってそのとらえ方は違うし、そもそも『神』なんて存在を初めから信じていない人間も多くいる。

 そりゃ、そうだ。

 ボクだって自分がどう生まれたのかということすらわからないんだから。


 ボクはあるときなんの前触れもなくそこにいた。

 自分が何者なのか……それはボクの先輩にあたる神に話を聞いたが、実際その答えは今でもわからない。


 この世界では永遠の時間が繰り返される。何年も…何年も…

 そもそもここでは人間界でいう『寿命』というものが存在していないのだからボクは時間の感覚というものをよく考えたことはないが。

 

 ここには多くの神々がいる。八百万の神とはなんとも上手いことを言ったものだ。


 かつてここに存在する多くの神々はそれぞれが好きなことをするためだけに神の住むこの場所に国を作った。


 その中でも今現在ボクがいるこの国―――ソルティア・アルティは特に暇を持て余した神が下界にある様々な次元に行き、その世界の秩序が崩れないように見守る、というような活動を行っている。


 まあ、それだけの活動で満足するような神はそうそういないのだが…


 それはあくまで神々が下界に降りるにあたって定められた『天界規定』。

 もし規定以上の干渉があったときは容赦なく神の世界の創造主である『シルフィア』によって強制的に天界に連れ戻された挙句、もう二度と下界の娯楽に触れることが出来なくなる。

 

 最も、ボクは『強制』や『縛り』なんてものは嫌いだから規定に触れないレベルである程度好き勝手にふるまってはいるが……


 ボクの担当は人間界。

 多くの人間が短い寿命の中で自身の存在意味を必死で探す…そんな世界。


 これから話すのはそんな人間界でボクが見つけたおもちゃ――――いやいや、失礼。

 愛し合う二人の兄妹の記憶。


 人間界担当の神の一人であるボク――――ソーラの見た世界の物語。 


初投稿です!

拙い表現等もあるかもしれませんが精一杯書かせていただきました。

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